みなさま、こんばんは!
寒い日が続いております。
さて、一昨日の朝練でふれた兵法36計↓
それがもう、面白くて、面白くて!
易経を学んだことがある方ならピンとくるかもしれませんが、易では陽を「九」、陰を「六」とあらわします。
その六と六を掛け合わせたものが36。
つまり、陰と陰を掛け合わせたところに兵法の奥義があると言っているのです。
余談ですが、「六」って本当に面白い数字で、私自身もその魅力に魅せられて、上海で「6elements」という6にちなんだブランドを作り、活動していたくらいです。
六についてはまた別の機会にお話しするとして、「陰と陰を掛け合わせたところ」が何を指しているのかというと、
・陰で、隠れて密かに目立たずに
・蓄積する
・敢えて実力よりも弱く見せる
・現実的な状況に即した地味な戦略
という意味が浮かび上がってきます。
そして、6×6=36が陰と陰を掛け合わせたものが第36計「走為上(そういじょう=逃げるが勝ち」なのです。
興味深いのは、どうやら易経の第36卦「地火明夷(ちかめいい)」とも関連しているということ。
この卦は、太陽が沈んで地下に入り暗闇となるさまを表しています。
進めば痛手が大きいため、明るくなるまでタイミングを待つ、というもの。
この「待つ」というのも、ただぼうっと待つのではなく、虎視眈々と相手を伺いながら水面下で周到な準備を重ねるイメージ。
その真意を知らない敵からしたら「逃げた」のかもしれませんが、実は「準備をするために一時的に退いただけ」なわけです。
従って、逃げたのではなく、
「自分の真の実力はこんなもんじゃない、今にみてろよ!」(続編に続く)
という感じなのです。
だから気持ちはめちゃめちゃ攻めてるわけです。
もう、兵法、奥が深すぎて、面白すぎて寝不足になります
いや、もう寝るぞお
だって、また明日の朝は朝練があるもん!
みなさま、お休みなさいませ