さーて、少しずつ更新をしていかねばねば。

 

前回に引き続き、

ライナー・クニツィアさんのゲームになりますが、

「バトルライン」の遊び方をまとめていこーう。

 

こっちはいろいろなブログでも説明されてる、

有名どころなんだけどねん。

 

 

と言いつつ、2回に分けて紹介していくよ!

 

今回は、フレーバーと内容物、簡単な遊び方をば。

 

 

 

古代の戦争をモチーフにしたデザイン・戦略ゲームですね。

9つの場所について、自分の戦力をうまく配置して、

相手よりも優位な場を作って勝利を勝ち取っていくゲームです。

 

簡単にまとめると、

 

◆山札を共通で使用する2人対戦カードゲームだよ!

◆一方が部隊カード7枚の手札から1枚を配置、

 そのあと山札から1枚を引いて相手の番が始まるよ!

◆カードを3枚並べて、強いほうがフラッグを取り合うよ!

 ※3枚のカードで、ポーカーみたいな役「フォーメーション」があるよ!

◆9つのうち、並んだ3カ所フラッグ取得したら勝利

 または離れてても5カ所フラッグ取得したら勝利だよ

◆「戦術カード」っていう、場を有利に進めるカードがあるよ!

◆遊び方は、「通常ルール」、「上級ルール」があるよ!

 

 

ということで、

今回の記事では、通常ルールの遊び方と、

その中で、部隊カードフォーメーションを説明していきます。

 

戦術カード​​​​​​上級ルールは次回の記事にて。

 

 

 

ゲームはこんな感じでスタートします。

 

赤い小さなお人形さんみたいなコマが「フラッグ」。

 

この前に、「部隊カード」を並べていって、

相手より強いとその場所を占拠した!ってわかるように、

フラッグを自分側に取ります。

 

1枚使用したら、画像でいう、右側の「部隊カード」か、

左側の「戦略カード」を1枚引いて、7枚にしてから、相手のターンに移ります。

これを繰り返して、フラッグを取り合うゲームです。

 

 

まずはさておき、カードの紹介を。

カードは大きく分けて2種類、

部隊カード」60枚と、「戦術カード」10枚があります。

 

 

 

部隊カード」ってなんなのさ!ってのが下のカードですね。

 

 

 

6種類の色があります。

 

それぞれの色で、

1~10まで書かれたカードが1枚ずつ、全部で10枚。

なので、全部合わせて60枚あります。

 

全ての色を合わせてランダムにシャッフルしたものを、

山札と呼んで、フラッグの片端に置いておきます。

 

カードには「戦象」だったり、「重装歩兵」だったりと名前が書いてありますが、

こちらはフレーバーなので、名前に大きな意味はないです。

大事なのは数字!

※強いぞー!ってのを示していることからいうと、

 意味としてはあるのでしょうが、なんにしてもはい、フレーバーです。

 

また、色も別に喧嘩したり、「相手は赤で自分は青だから~」みたいな、

味方兵、敵兵の区別ではありません。

自分の手札にきたなら、味方です!がんがん利用しましょう!

 

勝手なフレーバー感を追加するなら、

いかに相手より指揮官として有能かを示すべく、

コロシアムに赴いた軍師の勝負、っていうところでしょうか。

 

 

とにかく、まず大事なのは数字なのです。

 

 1.散兵

 2.軽装歩兵

 3.投槍兵

 4.重装歩兵

 5.重装槍兵

 6.新鋭歩兵

 7.軽騎兵

 8.重騎兵

 9.二輪戦車

10.戦象

 

見た目通り、

数字が高いほうが、強いです。

 

そのうえで、数字よりも、フォーメーションを組むことが、

ゲームを有利に進めるための戦略となります。

 

 

 

 

 

 

じゃあ、「戦術カード」って?ってのが上のカード。

 

これは、次回の遊び方2で詳細は説明しますが、

後で中身を確認すれば、

「あー、これは強いわ~」「卑怯だわー!」って言いたくなるカード満載です。

 

戦術カード」もランダムにシャッフルして、

山札と呼んで、「部隊カード」と逆のフラッグの片端に置いておきます。

 

って、説明書に書いてるけれど、

遊ぶ場所によっては場所足りないよ!ってことあると思いますので、

部隊カード」「戦術カード」が正しく分かれていれば片側に合わせて問題ありません。

 

取りやすいように置きましょう。

 

 

 

 

一応、説明は、上記のように、

片端に「部隊カード」、片端に「戦術カード」を置いています。

 

 

説明書通りでいうと、

 

一方のプレイヤーが「部隊カード」を互いに7枚配り、

配らなかったプレイヤーから手番が始まります。

 

と書いています。

 

ここは、ゲームとしては些細な部分なので、

お互いにシャッフルしてズルはしてないね!ってのだけわかれば、

どっちかが配って、ジャンケンでもダイス勝負でもして、

先攻後攻決めていいんじゃない?って個人的には思っています。

 

・・っていうかうちではそうしてる。

 

 

さて、先に簡単に書いたけれど、

とにかく、並んだフラッグ3つを先取するか5つのフラッグを先取したら勝利。

 

 

さて、先攻後攻を決めたなら、

お互いにフラッグの前にカードを並べていくことになります。

 

どのフラッグから始めても構いません。

また、途中で浮気して、「こっちのフラッグも置いちゃえ」も問題ありません。

 

相手の置く3枚に勝てればいいので、

勝てるカードが手札に来るまで、他のフラッグの前において待ってて良いのです。

ただし、置かずに「パス!」はできません。
 

ゲームでは珍しいですが「パス」は存在しますが、

部隊カード」「戦術カード」を使用できない場合に「パス」となります。

⇒「パス」については遊び方2にて説明するとして。

 

大事な、フラッグの獲得ですが、

このフラッグの獲得条件にこのゲームの面白さと複雑さがあります!

※★箇所として、複雑な部分は後述します。

 

とにかくフラッグを確保することがゲームに勝利するために必要なこと!

 

ということで大事なのがフォーメーションです。

 

 

5つあるフォーメーションを説明していきます。

(画像では手前の説明をしていきます。

 

 

 

説明を簡単にするために、

まずは一番弱いフォーメーションを説明しますよ~。

 

 

5.烏合の衆:ホスト(役なし)

 

説明書には 烏合の衆:ホスト と書かれています。

ポーカーでいう、「ブタ」です、一番弱い役です。

 

カードを並べて、お互いにホストだった場合、

色関係なく、数字の合計で競い合います。

 

上記画像でいうと、

上のプレイヤーの合計・・・ 18

下のプレイヤーの合計・・・ 20

でした。

 

お互いにホストなので、数字の強いほうの勝ちです。

代って、下プレイヤーがフラッグを獲得することが出来ます。

 

ホストにかかわらず、

お互いに同じ役通しの場合は、

数字の合計で競い合うことになります。

 

そのため、「相手のフォーメーションと同じになっちゃう!」と感じた場合は、

出来るだけ大きな数字でフォーメーションを作りましょう。

 

強い「フォーメーション」がフラッグを獲得する。

◆同じ「フォーメーション」の場合は、数字の合計が高いほうが獲得する。

 

 

 

◇1.くさび型:ウェッジ(ストレートフラッシュ)

 

くさび型:ウェッジ とは、()にも書いてある通り、

ポーカーでいうストレートフラッシュのことです。

 

同じ色で、数字が連番になっている組合せとなります。

ただし、ポーカーではありませんので、

9、10、1は、ウェッジと判定されません!

 

さて、画像でいうと、

下がウェッジ、上がホストですね。

 

数字の合計では、上プレイヤーが勝っていますが、

前述したとおり、勝負は、いかにフォーメーションが強いかが大事です。

 

同じフォーメーションの場合は数字の殴り合いが始まりますが、

違うフォーメーションの場合は問答無用で強いフォーメーションの勝ちです。

 

たとえ相手が、9、10、10だったとしても、

色が揃った1,2,3であれば、ウェッジなので、どや顔でフラッグを獲得できます。

 

 

上記:下プレイヤーのような順番で置いたとしても、

置いた順番は関係なく、ウェッジとしてフォーメーションが認められます。

※後述する役も同様です。

 

 

 

 

ということで、お互いに同じフォーメーションだった場合は、

前述したとおり、数字の合計で勝負です。

 

色の強さはありません。

 

リーダー職はだ?

⇒戦隊ものではありません。

 

白の次はが位が高い?

⇒それは世界の違うTPRGのお話です。

 

 

・・・脱線しました、

色に強さの違いはありません。

 

 

そうすると、同じフォーメーションで同点だった場合は?

っていう疑問が出ますね。

 

 

 

バトルラインでは、同じフォーメーション、同数字の場合、

先に「フォーメーション」を作った側の勝利です。

 

上記の画像では、すでに上プレイヤーが黄色6、7、8が置かれています。

 

下プレイヤーが緑8を置けば、同色でウェッジとなり、

同点引き分けだな!って言えそうですが、このゲームにおいて引き分けはありません

よって、上プレイヤーが「こっちが先だね!」って、フラッグを取得できます。

※実際にはもう少し複雑なお話が必要ですが、そこは遊び方2で詳細を。。。

 

 

 

 

今度の画像だとどうでしょう。

 

既に相手は、黄色の6、7、8ウェッジが出来上がっています。

対してこちらも、緑で7、8です。

 

下プレイヤーは緑6を置くと、

同型で合計が一緒なので負けてしまいます。

 

しかし、緑9を置けば、

同型ですが合計数が3多いため、勝利してフラッグを獲得することが出来ます。

 

手札にあるカードをどう配置したらいいか、

さらに、どの数字でフォーメーションを組むかは非常に大事なポイントですので、

負けないフォーメーションを取れるよう頭をひねりましょう!


 

 

◇2.方陣:ファランクス(スリーカード)

 

ファランクス(スリーカード)です。

 

ポーカーではそこまで強い役ではありませんが、

このゲームにおいては2番目に強いフォーメーションです。

 

まあ、3枚でフォーメーションを作るので、

ポーカーの4カード、5カードと同じだよ!と思えばいい感じです。

 

部隊カード」は、各色1~10のカードが1枚ずつしか存在しないため、

同じ数字のカードは6枚あります。

 

 

 

互いに同じフォーメーションの場合は、

別の役同様に、数字の合計で比較、

それでも一緒の時は、先に完成させていたほうが勝利となります。

上記画像の場合は、上の10、10、10がフラッグ取得ですね。

 

もちろん、

10、10、10は一番強いファランクスですが、

1、2、3のウェッジには、フォーメーション比べで負けますので気を付けましょう。

 

 

 

◇3.大隊:パタリオン(フラッシュ)

 

バトルラインで3番目に強いフォーメーションパタリオン。

 

見た目からわかりやすいですね、

色を揃えればいいんです!

 

これが一番同じフォーメーションでぶつかり易い気がします。

そこまで難しくないし、

1.ウェッジ(ストレートフラッシュ)を狙うために、

同じ色の2,3まで並べて置いて、

1か4こい!って思いながら、最後に9出す、とか・・。

 

 

 

◇4.散兵:スカーミッシャー(ストレート)

 

最後になっちゃったけど、

一番突っ込みたい、スカーミッシャー(ストレート)

 

今更ながらこの記事かいて今横文字正しく知った。

 

なんだかんだ言いながら、

遊んでる時に、ウェッジくらいは覚えてるけど、

ホストとかパタリオンとか、ぱっとでてこないからね!

 

 

 

日本語名も散兵で書いてるけど、1のカードと同じ名前だからね!

呆然と眺めてしまったわ。

 

※参考: 英語版もSKIRMISHERなので、誤訳ではなさそう。。

 

もうストレートでいいよね。(作者さんごめんなさい。

 

 

 

脱線しました。

 

スカーミッシャー(ストレート)

ホスト(役なし)よりは強い、4番目のフォーメーションです。

色が統一されていないウェッジです。

 

 

なので、画像のように全ての色が異なる必要があるわけではなく、

黄3、黄4、紫5でも、ストレート扱いになります。

 

 

◇1.くさび型:ウェッジ(ストレートフラッシュ) : 同色で、数字が連番

◇2.方陣:ファランクス(スリーカード)     : 数字が一緒

◇3.大隊:パタリオン(フラッシュ)        : 同色(数字が連番でない)

◇4.散兵:スカーミッシャー(ストレート)    : 数字が連番(同色でない)

5.烏合の衆:ホスト(役なし)         : 上記1~4に非該当

 

ですね。

 

9カ所すべてをウェッジで作れたら、それは素晴らしいフォーメーションですが、

とはいえ、そんな簡単にいかないのがやはりボードゲームといいますか。

 

もう1枚を待ってるけれど、

実は相手の手札にあった!とか、

気づいたら自分が既に別の場所に配置してた!とかよくあります。

 

そんな葛藤をしながら、

 

 

カードを配置して、フォーメーションを組み、

フラッグを3つ並んで、または並んでなくても5つ獲得したら勝利。

 

このゲームにおいて、

強い「フォーメーション」が大事なことは既に認識していただけたかと思いますが、

じゃあ、いつ勝敗が決まるの?っていうところが、かなり大事なところ。

 

「勝てないならそのまま放置しておけばいいじゃん」

 

そうですね、それでもいつかは置くことになりますが、

その他の場所から置くことで、勝つチャンスが生まれるかもしれません。

 

しかしこのゲームの醍醐味は、

論破したらフラッグが獲得できるところにあります!

 

 

(説明書抜粋)

 特定のフラッグの自分側のフォーメーションが完成しており、

 かつ相手側のフォーメーションが自分のフォーメーション

 打ち負かす可能性がないことを証明できる場合、

 そのフラッグを確保することが出来ます。

 

この前打ち負かされたことを例に挙げると、

相手だけ、黄8、9、10のカードが置かれていて、

私が何も置いていないときに、

 

「このフォーメーション、同等作れても勝てないよね?」

 

って言われて、確かに勝てない証明をされてしまいましたので、

「そうですね!」っていうしかなくて、フラッグを取られたことがあります。

 

最強フォーメーションを作られたときは上記のようなことになりますが、

そうでない場合も存在します。

 

 

だいぶだいぶ長い記事になってしまったので、

この辺りの詳細から、未来の自分に任せていったん終了にするかなあ。(無鉄砲。

 

 

ということで、次回、

 

◆フラッグ確保の証明について

◆「戦術カード」について

◆通常・上級ルールについて

 

をまとめますかね。

 

(。-_-)ノがんばれ未来の自分~