今更ながらに、MTGって奥が深いなあと考えてしまいます。


学生時代に、私の周りの「トランプル」の概念はこんな感じでした。



<<トランプル>>
2体以上のクリーチャーにブロックされた場合、ダメージを割り振ることができる
オーバーキルの場合、残りの値が相手プレイヤーに通る


今でこそ、間違いがわかるのですが、
真面目に、この通りにマジックで楽しんでました。


たとえば、3/3バニラクリーチャーが攻撃し、
1/1×3体にブロックされた場合、

1/1一匹しか一緒に巻き込むことはできないと思っていました。

大きな勘違いですね!

でも、この勘違いは周り全員での勘違いだったので、
当時、トランプルという能力はかなり圧倒的なステータスでした。


トランプルなかったら、1/1の軍隊に負けるんですもの。



そんでもって、オーバーキル時は貫通しなければならないと思ってましたから、
デメリットがあろうとも、ダメージがプレイヤーに貫通していました。

いやはや。

ルールの理解って難しい。


そのうち書くでしょうけど、
タップ能力についても、色々誤解していましたので、
うちの付近のマジックは、
とてもローカルルールが蔓延っていたのだと思います。






そうそう、ひとつだけ、当時トランプルで議論がありました。



ウルザズ・サーガ『濃霧の層』

青①の飛行・壁クリーチャーですね。



当時、自分たちの周りでトランプルの猛攻を防いでいたのは、
青単デッキを組んでた、飛行デッキの後輩Aだけでした。

キーカードが、『濃霧の層』。
これでブロックすれば、ダメージは無に帰す、ということで、
トランプルもこれには参る、と思っていたのです。


コレに後輩Bが異を唱えました。


プロテクションも含む、ダメージを消してしまう効果では、
トランプルは貫通できるというのです。


正解でした。


でも、今までの常識をいきなり覆されたため、
そんな馬鹿な!と、周りのみんなは一斉に、後輩Bを攻め立てました。

でも後輩Bはサーガのスターターについていたルールブックから、
『濃霧の層』を記述を見せ、


ここに書いてあるじゃないか!


と証拠をつきつけてきたのです。





カルチャーショックでした。






そんなこんなで、少しずつ正しいルールに変わりつつありましたが、

学生の頃は、依然として、トランプルは強い能力でした。




まさかトランプルなしでも1/1を3体巻き込めるなんて(ノ_・、)






今思えば、防御側に有利すぎるローカルルールですね。

ローカルルールというか、まあ、間違っているんですけど。






トランプルを持つクリーチャーで、
みんなに人気なカードといえば、ボールライトニング。



赤スライ、赤バーン使いにはとても羨ましい一品。



でも、当時、第6版の私は持っていなかったし、

その頃、カードショップの息子さん(といっても年上でした)くらいしか持ってませんでした。




なので、馴染みがあるのは、こっち。



木の実きのまま~気楽にmtg~-スキジック


インベイジョンブロックが出て、ブースターの開封時、コレを見て発狂しました。

ボールライトニングが自分の手にも来たんだ!と思えた瞬間でした。

若干重いけど、生き残ることができるボールライトニング。

私的にとてもお気に入りの一品でした。


ただ、周りでは「バーンには重い」とそこまでの地位を得られず。




とはいっても、赤を使ってて、コレを持ってたら、

寄せ集めデッキを作る自分の周りでは、みんな使ってましたけどね。





山がでたら、スキジック有。



脅威でした。