たまには里親ニュース。
このニュースについては私の思うこと。
実親のもとに帰れることが一番。
帰って良いと判断できるほど
実親さんが元気になったなら
私は嬉しいかな。
それに、実親さんが元気になるまでの約束だしさ。
引き離されたくないのは里親のワガママなんだと思う。
といいながら、そんな里親批判は綺麗事なんだと思う。
実際、最近も某大学の学生さんが研究のために
アンケートを里親さんに配ってた。
テーマが「委託解除の里子ロス」のような内容。
そう、委託解除を受けた里親さんの心の傷は深い。
私もグレーゾーンの子どもたちを育ててきて、
どんなしつけ?とかいうレベルではない
大きくて大変な子どもたちを迎えた。
心通わせあい、信頼関係を築き、
ゆっくり現実に引き戻しながら
それでも抑えられない子どもたちの感情に
さんざん振り回されてきた。
癇癪の流れから大暴れして
そのまま夜中にお家を飛び出して
私も傷だらけになったのに
家具家電も壊されたけど
親も辛かったけど可愛い子だからこそ
飛び出した子が心配で心配で捜索願をだすことに。
何とか保護されて帰ってきたけど、
その時の主人や私の防御や制止が
虐待の疑いということで児相通報されて、
児相職員さんからもこっぴどく叱られて、
憔悴しきってしまった私達には預けられないと
いとも簡単に委託解除されました。
あとになっていろいろ聞いてわかったんだけど、
思春期だからよくある話だし、
うちの子たちの背景でそのようなトラブルは想定内。
警察も形式上児相通報しなきゃいけないだけで
さほど咎める必要もないと担当さんは思ってたのに、
一人熱心な職員さんが度を越して私達を咎めてしまい
それを知らない担当者さんが憔悴しきったあたしたちを見て
一度引き離さなければならないと判断したらしい。
あとでその職員さんがあきらかに不適切だったということで
その職員さんはあっさり部署を離され、
児相からも申し訳なかったと謝られたんだ。
辛い気持ちの私達の心の傷に追い打ちをかけるようなって。
結局一週間ほど子どもたちは一時保護所預かりになりました。
そんなことも露知らず突然包まれた暗闇にいた
その間の心の傷はかなり深かったです。
毎日のように泣いてました。
連れて行かれた子の気配を感じて見てしまったり、
夢に出てきてうなされたり。
どれだけ手のかかる子でもかわいい。
突然連れて行かれるのは悲しい。
この辛さは経験して初めて気付くものなのかも。
だからこの里親さんの気持ちは痛いくらいわかる。つもり。
ただ、あたしたちみたいに里親が悪くて
引き離されたわけじゃないけど、
やっぱり子どもたちや実親さんの幸せが一番だと思う。
温かく送り出してほしいと思う。
それがあたしたちの本懐であるべきだと思う。
愛する子を失う辛さもあろう。
わかるよ、どれだけ心引き裂かれる思いか。
だからこそ私もこのこと里親の世界の課題だと思ったし、
実際にも地域でなんとかならないか声を上げてみてる。
里親の心のケアをしてくれる専門相談員を置いてくれって。
子どもたちのケースワークをしたり、
臨床を見てくれる心理士さんは少しいるけど、
里親のケアってほぼしてくれない。
自助団体としての里親会でサロンを開いて
傷の舐め合いをしてるだけ。
いや、それでも本当に救われるんだけどね、
あたしも本当に何度も救われたけどね、
でも、委託主として自治体にも
里親をもう少しケアする体制を敷いてほしい。
まだまだ児相の数もスタッフも足りない中だから
子どもを守る前に里親のケアのために
さらなる人員を割くのは難しいんだろうけど
専門相談員は必要だと思います。
里親の気持ちのために実親さんを苦しめるのも違う。
生活や気持ちを立ち直した実親さんを祝福して上げたいじゃん。
あたしはそうありたいと思う。
だからこそそういうときは心のケアに協力してほしい。
そんな感想です。
嵐が過ぎたら平穏がくるんじゃない。
来たのは暗闇だった。
私の場合はね。
寂しいけど、里親さんとの思い出はなくならないし、
そこまで愛してくれたって思い出はきっと
里子ちゃんの心を強く元気にしてくれる。
何より子どもたちのために。
それが最初に覚悟したこと。
でも、辛いよね。悲しいよね。
里子ちゃんはきっと感謝してる。
離れた里親さんもこれだけ愛してくれたんだもん。
そんな里親さんにありがとう。

