先日、子どもたちと養護施設の応接室で初めてあった日から周年記念日でした。


下の子はただただおいしいご飯を食べに行けてはしゃいでいるだけ。

一方上の子は、

「あの日からまだ*年…いや、もう*年なんだね。大人になるまであと3年しかないんだね。めちゃあっという間だね。早く一人暮らしして自分の好きに部屋を使ってみたいけど、お家を出て一人で生きていけるか不安…」


中学3年生にしては大人な感覚。事情はここでは書けないけど、この子達の事情や誤って理解してしまった非常識すぎる世界観を直すためには仕方なかった。とはいえ、やっぱりもう少し子どもでいさせてあげたかった…。


でも、ここまで将来への不安が早すぎる成長を促していることを思うと、お父さんお母さんが必ず守ってあげる、あなたは一人じゃないよっていう、親の決意みたいなものをもっと伝えてあげなきゃなって思った。

普通の親子ならそんな不安もないだろう。中学生時分に親子の絆が切れるなんて思うわけがない。せいぜいが切りたくても切れない、ウザイばかりの存在だろう。けど、この子達は自分たちが里子であり、里親制度の中で関係を維持している「特殊な親子」だということをそろそろ理解できている。不安や孤独がどれだけこの子たちにのしかかっているか。と想像してしまう。血の繋がらない親子でもどれだけ愛しているのか、それを建前ではなく本心で伝えられるようになりたい。


あたしたち里親の覚悟が本心なのか。血の繋がった親の感覚がわからないから、どこかで自分の思いが本物なのかがわからないときがある。性同一性障害/性別違和のように、性別を直しても本物が分からないからこそ、どこかアイデンティティーが不安定さを持つのと同じような感覚。ただ、この子たちのことが大好きで成長が嬉しくて笑顔を見ていたくて悲しんでいるときに悲しくなって困っているときに導いてあげたい、ずっと。それだけ。


本物の親心かはわからないけど、この気持ちは確かだから、それを表現し続けるしかないのかな。安い言葉をかけるばかりになるから何も言えなかったけど…。


先輩里親さんと話して言われた。

「上の子ちゃんはみちょまるの思いをわかってると思うよ。だからこそ成長しようと思えてるんだと思う。今はチャレンジしたいときなんでしょ。挫けて帰ってきたときに包んであげたらいいと思うよ。」


そんなもんなのかな。とりあえず周年記念日でした。

元クソガキの目まぐるしい成長に勝手に不安になる里母でした。