ホルモン補充療法やってるトランスジェンダーさんも

実体験としていろんな副作用を経験してると思います。


私の場合の主な副作用を書いてみたいと思います。



医学的に特に検証したわけでもなく、

主治医の意見や一般論と照らし合わせて感じただけの

あくまでもただの個人の意見に過ぎないので、

その点をご留意いただいた上でご参考程度に

ホルモン治療を始める前の検討材料として、

またご自身との比較材料として、読んでみてください。






まず、私の治療の現状です。


オペ済

プロギノンデポー/2〜3W +適宜プレマリン頓服




①筋肉量減少
力なくなりました。握力も10kgないです。
手術前は昔のパフォーマンスが残ってましたが、
少しずつ衰えてきていたので、時間の問題かも。

例えば物を持ち上げる時、体の使い方を知ってるので
要領よく持ち上げられるんですが、
昔の感覚でやろうものなら一発で筋肉が死にます。
二三日筋肉痛の痙攣状態。

運動不足、加齢の影響あるだろうけど、
オペ後何年も経った30過ぎでもうそんな状態。

男時代のパフォーマンスを維持できるとは
決して思わないほうがいいです。

でも、体の使い方は忘れないので
瞬間的には能力を発揮できちゃいます。
でも、体はついてこないので怪我のもとだと思います。

ちなみに、野球ボールの遠投なら
外野の深い位置から昔と同じように
レーザービームでバックホームできました。
一発で腕の筋肉がしびれました。
(野球経験はないですが、球技をしていたので…)



②髪の毛が細くなる
本当に細くなりました。
昔は毛量多すぎ。硬すぎ。癖強でした。

ホルモン開始で癖は弱くなりました。
少し柔らかくなりました。

手術終えた少しあとから
硬さは少し硬めくらいになりました。
太さはどんどん細くなっています。
ハゲ家系だけど全く禿げないです。

でも、頭頂部のボリュームが減りました。
毛の数はそれでも変わりありません。
単純に細くなった分ボリュームが減りました。
これも加齢のせいかもしれません。わかりません。

あと、体のムダ毛は変わらないです。
毛周期が長くなった気がします。
抜けたあと生え始めるのが遅い気がします。



③便秘
これ、かなりきついです。
手術の後から発症しはじめました。
以前は2週間便秘が続いて大変だったこともあります。
今でも油断すると簡単に便秘になってしまいます。
ビオフェルミン服用やヨーグルトの定期摂取で
かなり改善しました。

女性モルモンは腸での水分吸収を促進するらしく
便の含水率を下げてしまい、便が硬くなる。
だから便秘になりやすいとか。
今はしてないけど黄体ホルモンが
蠕動運動を抑制してしまうことも考えられる。

他にも手術の影響だろうか、腸が一部癒着しちゃって
蠕動運動が阻害されてることも便秘の原因になってました。

昔は便秘なんて一切悩まされなかったのに、
かなりお腹が張って痛い2w便秘を何度も経験しました。







自律神経失調ぽい症状が続きます。


④ホットフラッシュ
ホント突然汗が滝のように流れ出ます。
手術後に悪化した印象があります。
体が寒いと感じていたのに、突然火照って滝の汗。
みんなから心配されるけど、暑いわけでもないので困る。
年齢的に若いころは更年期障害だとは言いにくい…



⑤低体温
コロナ禍だから体温測定が多いので初めて気付きました。
昔は平熱が36.8〜37.0あたりだった。
でも、ここ最近は夏場の暑い時期でも35度台。
赤外線式の表面温度測定の温度計や、予測式温度計の場合
測定不能で計り直しになることがおおい。

ママ友からも「今日もみちょまる、死んでるね」と
定番のツッコミを入れられるくらいに体温は死んでます。



⑥免疫力低下
体温が低すぎることが原因でしょう。
恒温動物の人間の免疫機能は36.5度くらいが基準と言われ
1度上がるごとに何倍にも免疫力が上がるとされます。
低体温故に白血球の活動が弱まり、免疫不全になるそう。

手術後に筋肉量が激減して、それ以降ひどくなりました。

例にもれず、昔は簡単に風邪をひいて倒れちゃいました。
一週間に一回は風を引くようなありさま。
正直定職に就くのはかなりキツイ気がします。
でも、働かないといけないので、死ぬ気で働いて
週末は倒れて体力つける。そんな感じでした。

でも、便秘の悩みと合わせて乳酸菌を摂取するようになって
免疫力は大幅に改善しました。
最初は職場に来てたヤクルトさんから購入した
ヤクルト400を昔飲んでた感覚で飲みたいなって。
便秘がみるみる改善して、気がついたら風邪知らずの体に。

それ以来ヤクルトを服用していましたが、
子どもたちが来てからは子どもたちのおやつになるから
ヨーグルトをみんなで食べてます。
それだけでも効果は十分あったので、
それ以来、我が家は毎日ヨーグルト生活です。



⑦倦怠感
鬱を経験してる方だとご理解いただけると思いますが、
抑うつ状態との境目が難しいと思うんですが、
私の場合明確に区別できることがあるんです。
これは手術あとの方がひどかったかもしれません。

精神的には頗る安定している状態でも発症します。
発症は必ず10d〜2wくらいから二・三日の間でます。
手足の筋肉が露骨に反応しない、
脳みそが全く回転しない、
眠気がひどく下手したら丸一日寝てることも。
日中12時間寝てたのに寝不足みたいなこともざらにある。
でも、心は健康状態。

それなのにホルモン注射を終えるとものの30分で
あっという間に完全回復してしまいます。

極端な例を挙げると、原付に乗るとき、
普段は30キロで安定して走れるのに
倦怠感が酷いときは20キロでも怖いと感じるくらい。
でも、ホル注を受けて30分で油断すると40キロを
平気で出してしまっていたりします。
そのくらいに極端に脳や体の調子に影響してしまいます。




⑧抑うつ状態
これが一番厄介。手術前後で変化はあまりありません。
すぐにバカ泣きしちゃったり、意味もなくキレたり、
希死念慮が湧いてきたり、勝手に疎外感を感じたり、
他人に不躾な言葉をぶつけてしまったり、
配慮ある行動ができなくなったり、
何をするにも億劫になって約束をドタキャンしたり、
揚げればきりながないくらい人でなしになっちゃいます。

主人はもうこういう体質を理解してくれてるので
適当にあしらってくれるんですが、
子どもたちに八つ当たりをしてしまわないかが不安です。
母親の精神不安定は里親として致命的だしね。
これもホル注から2wほどで発症することが多いです。
全く来ないときもやはりざらにあります。

だからこそこの症状が出始めたときとか
出そうだなって感じたときには
頓服もらってるプレマリンを飲んで寝ます。
子どもたちへの八つ当たりだけはどうしても避けたいので。

飲み始めから半日くらいで和らいできます。
少し過剰摂取だけど母親業優先したいので
病院に行ける日まで精神を持ちこたえさせるために
主治医の管理下で服用しています。

このやり方で何とかしのげてます。
体に無茶かけてるのわかってるんだけど、
子どもたちとの生活が、家族の生活が第一だから
QOLを優先していくことをきめてます。








こんな感じです。
知り合いのMTFさんと比べると
比較的副作用は強いように思います。
ネット情報と比べても重い方かな。

結婚して夫が仕事してくれてるから何とか生きてるけど、
もし結婚できなくて一人で働き続けるとなると
この副作用の中で生きていくのはかなりきつかったと思います。
それが現実だし、こんな生活できてホントラッキーでした。

ホルモンを始めようと思ってる人、
生半可な気持ちだと本当に死んじゃいます。
生活維持出来ない可能性を真面目に考えてください。

諦めなきゃいけないもの、
失ってしまうものもたくさんあります。
偏見差別だけじゃない乗り越えなきゃいけない障害や
変えなきゃいけない生活スタイルとかもあります。

試行錯誤してもがいて何とかここまでやってます。

多分私は長生きはできないだろうけど、
主人が先に死んだあとの計画も立ててます。
主人なしの生活が私には不可能だと理解しているます。
そのくらいに人を頼らないと生きていけない体になってます。

女性の体を取り戻したい、男性の体はつらい、
それだけで行動を起こしてこんな体になったら
結局生きていくのがつらくなるかもしれません。

差別偏見などでもつらい思いをすることが多いMTFです。
だからこそ将来設計をしっかり計画的に治療をすること。
可能な限り身内からのサポートを受けられる環境を
整えながら移行を進めることが大切だと思います。

若気の至りで片付けられない運命が待ち構えています。
無謀な移行はいちかばちかの自殺行為だと思ってください。