2026年 7月7日:
MT-DRACOオリジナル RS209 誕生ストーリーを
振り返ってみました。
我ながらとんでもないリスクを背負いこんで猪突猛進商品企画でした。
2009年9月17日:
ニューチンク&アバルト用の足回りを色々と検証中です。
ショートホィールベースが故のピッチングと段差での突き上げ感を改善したいと
いろんなトライを行っているのですがやはりサスペンションだけでなく軽量なホィールが欲しくなってきます。
デモカーの1.4MTはメーカーオプションの鋳造フィンタイプ16インチが装着されてます。
デザインは流行り?!のフィンタイプですが如何せん重たいですね。
そこで、いつものようにまずはへったくそなマンガ絵のいたずら開始です・・・

通の方?! でしたらすぐにネタばれかもしれませんが60'sを駆け抜けた少年には
往年のラテン系コンペティションホィールは憧れでした。
70年代に新車と中古2台のX1/9に乗っていた当時はラテン系マグホィールは
憧れの存在でいたから・・


2009年11月22日:
本当はマグネシウムの鍛造にて計画したのですが、鍛造金型からの製作は
あまりにも高額な投資が必要なため(アストンのバンテージ買ってもおつりが・・)
オーソドックスに鍛造のアルミホィールにて製作しようと計画中です。
コンセプトとしては:
●シンプルな十字手裏剣デザイン
●鍛造高剛性で超軽量・・・目標は17インチで7kg以下!
鍛造切削ホィールの場合は肉抜き処理等が増えると即コストに響いてくるのですが
妥協せずに行きたいと思います。
皆様のご意見お待ちしま~す。
今年の春先から企画立案してからラフデザイン案、そして図面と3Dデータ上での
応力解析等紆余曲折色々と苦労しながらようやく念願の
MT-DRACOオリジナルホイールの試作サンプルが完成しました。



CADデータでの画像です。 この段階でも実はワクワク・ドキドキしながら様々な
切削方法とディメンションの検討の繰り返しです。
基本的なレイアウトで重視したのがスポーク部を外リムにストレートに繋げることです
(理論的には内側リムに繋げるよりも強度的には有利になるので)

軽量化の為の肉抜き切削加工は表面に見えない部分でも徹底的に行ってます。
通常はこの部分は何もやらないかやってもシンプルな丸穴加工なんですが
より肉抜き容積を稼ぐためにこの部分の応力解析だけでも結構苦労してます。
余談ですが、よく鍛造ホイールの鍛流線が途切れてはいけない的な広告宣伝を見かけますが
F1用とかのホイールでは当然切削後処理をしてるんですね~
それからボルト穴加工部分は鍛流線途切れちゃってると思います・・・
同様に、鍛造キャリパー(競技用モノブロック)ピストン・コンロッド・クランクシャフト等々
殆ど全て総削り出ししてます。
こういった切削加工は全て加工経費が掛かるので原価的に不利な為量産品では極力行わないのが実際と思います。
逆にいえば、金型成型で切削加工無しの場合初期投資は掛かりますが一端金型が完成すると
製品単価は非常に安く出来るのが最大のメリットですね。
要するにタイ焼き状態でポコポコ生産できますから・・・

スポーク部分とリムの削り出し痕はあえてのこしてクリア塗装仕様での仕上げを
トライしちゃいました。 とっても手間暇掛かる加工なので量産品で行えるかどうかは皆様の評価次第です。
2009年11月23日:
ホイールのカラーリングについてはとても悩ましい所です。
今回はある程度ビスポーク的にご注文頂けるオーナーさんのご希望も
取り入れながら制作出来ると良いと思ってます。

現在試作品での強度テストを実施しており年内には最終仕様決定の予定です。
因みにこのプロトタイプはブラックアルマイト加工し切削痕を残した上に
ポリッシュしてクリア塗装を掛けてます。
又、ここまでの手間隙を掛けた物よりも、価格的にリーズナブルなものを
求めている方もいらっしゃるようなのでよりシンプルに切削肉抜き加工を
省いた塗装仕様も検討中です。
カラーリングについては現在検討中ですが、先行予約頂ける方には出来るだけ
ご要望に沿えればと考えてますのでご興味ある方はMT-DRACO宛にご連絡下さい。
候補としては、マットブラック・レッドの他にオーソドックスなシルバー及びゴールド等検討中です。
因みに、このシンプルな塗装仕様で本体価格¥55,000からを予定してます。
(塗装仕様及び添付パーツにより変動有り)

予定サイズは7J×17インチにて製作。(予想単体重量7.0kg)
15インチ及び16インチご希望の場合は先行予約をお受けした上で追加バリエーションとして展開出来ればと思います。
2009年12月4日:
先日、SACLAMさんにてアバルト用スポーツマフラーの最終仕様決定の際に
こそっと試作鍛造ホイールをあてがってみました。
ホイールの中に大径のブレーキ&ローターが入ると・・・
かなり精悍なイメージに生まれ変わると思います。
年明けには1.4L NAにも装着する予定です。

2010年 5月16日:
昨年春頃に、ニューチンク用のホイールを色々と物色したのですが・・・・
ないんですね、納得できるものが・・・・ 鋳造?? ・・・
確かに最近は鋳造でもかなり軽量な物が出てるんですが・・・・
ですがやはり強度・精度・重量といずれも鍛造に軍配が上がると思います。
しかも、今時珍しい4穴PCD98!!
これに無理やりセンターハブスペーサーやら果ては偏心ボルト・・・・・
(私的にはクルマの一番重要な所に変則的な装着はとっても不安です)
という事で・・・・・ 「ないものは造るしかないね・・・・」
私が知る限り現在国内で鍛造ホイール製造しているのは3社しかないと思うのですが。
その中で、富山のTAN-EI-SYA WHEEL SUPPLY(TWS)
私的には・・・鍛栄舎ですが。

TAN-EI-SYA
独自の裂開鍛造製法で非常にレベルの高い物作りされているホイールメーカーを訪問。
当初はマグネシウム鍛造での製作を目論んでいたのですが、どうやら大口径の18インチ以上であれば可能性が高いのですが残念ながら16~17インチサイズですと大元の鍛造型を一から造る必要が・・・・・・・費用 ランボルギーニ 1台!!
LOTUS 1台分ならやるつもりでしたが・・・・今回はあきらめ。
仕様は MT-DRACO 独自の設定で設計。
削りだしホイールの場合、やはりその切削時間によってかなりコストが左右されますので
通常は単純にホイールを水平にジグで固定して垂直に切削歯が移動して20~30分位で
切削作業を終えるようなんですが・・・・ 私の場合は ・・・・120分以上(汗
しかも表・裏そして横と気が付いたら3軸と5軸のマシニングがフル稼働状態でして
特にスポーク部分の横の切削イメージはH断面コンロッドの形状だったのですが
現実は厳しくてイメージ通りに切削する為には専用の歯を購入しなくてはいけないようで
(か~るくニューチンク・・・1台分)
今回は断念、あくまでも今回は?!
ここまで来るのに実は詳細をお披露出来ない思考錯誤がてんこ盛り状態だったのですが・・・・
特に、通常製品との比較でリム肉厚をコンマ2~3ミリ薄く製作するのには競技用の
F1ホイールの製作方法が非常に参考になりましたが、鋳造ホイールと比較するとその差は
1・2ミリは違ってくると思います。
強度テストに関しても通常のJWL基準よりも更に厳しい条件設定にて設計。
しかも強度基準はPCD98ではなくPCD100の基準で実施。
(実はこれもかなり条件はきつくなって・・・・とっても苦労しました)



それと、一番苦労したのが単純に軽いホイールは他にもあると思いますがより高い精度で
真円度を追求しましたので、多分ホイール単体でのバランスはかなり高いレベルに仕上がってます。


MT-DRACO 鍛造ビレット総削り出しホイール完成です!!

