仕事終わり、スーパーの惣菜コーナーで半額シールが貼られるのをじっと待つ。
数分前まで定価だったものが、金色のシール一枚で「私の夕食」になる瞬間。
情けないっていうより、むしろ「勝った」って変な達成感がある。
キラキラしたランチの写真を上げてる同世代もいるけど、私はこっち。
安い発泡酒をプシュッと開けて、プラスチックの容器のまま食べる焼き鳥。
誰かに見せるわけじゃないし、これで十分。
男性から見たら、もっと着飾って、美味しいものを食べてるように見えるのかな。
でも実際は、毎月の支払いに追われて、安い柔軟剤の香りで自分を誤魔化して。
そうやって、必死に「普通」を維持してる。
明日もまた、満員電車に揺られて、愛想笑いして。
そうやって稼いだお金で、また半額の惣菜を買う。
そんな、なんでもない、どこにでもある女のリアル。
特別じゃなくていい。ただ、平穏に明日が来ればそれでいい。
