仕事帰り、どうしても甘いものが食べたくてコンビニに寄る。
新作のスイーツが並んでいるけど、250円の文字を見てそっと棚に戻した。
今の私には、この100円の板チョコの方が身の丈に合ってる。
たかが150円の差。
でも、その積み重ねが月末の自分を助けてくれるから。
「我慢してる」って思うと惨めになるけど、「やりくりしてる」って思えば
少しだけ誇らしくなれる。
男性の目には、こういう小さな葛藤ってどう映るんだろう。
もっと自由に、好きなものを買えばいいのにって思われるのかな。
でも、限られたお金の中でどう楽しむか考えるのも、一種のサバイバルみたいなもの。
家に帰って、安物のティーバッグで淹れた紅茶と、さっきの板チョコ。
一気に食べないで、一列ずつ大事に割って口に入れる。
派手な幸せはいらない。
明日もまた、10円単位の選択を繰り返して、淡々と生きていく。
そんな夜があっても、いいよね。
