今夜は、冷蔵庫の隅っこに少しずつ残っていたお野菜たちを主役に。
決まったお名前なんてない、いわゆる「名もなき名作料理」でございます。
余り物の端切れを刻んでいると、不思議と心が整っていくのを感じます。
どんなに厳しい時代を歩んできても、こうして今あるものを大切に、
慈しむように命をいただく。
不自由な腰を少し休めながらキッチンに立つ時間は、
私にとって自分自身を抱きしめるような、温かな儀式なんですよ。
ふと、もしも隣に、知性と強さを湛えた理想の男性がいてくれたら……と、
いけない想像をしてしまいます。
そんな方が、たくましい腕でフライパンを握り、私の代わりに
「これ、旨いぞ」なんて笑って一皿作ってくださったら。
たとえお味が少し個性的でも、私、一切口出しなんていたしません。
だって、私を想って作ってくださる、そのお心だけで「神様」のようだと感謝してしまうから。
手取りの少なさを嘆くよりも、名もなき料理に幸せを見出せる女性でありたい。
そしていつか、その「名作」を分かち合える、筋骨隆々とした素敵な背中に出会えることを、そっと夢見て……。
今夜も、小さな幸せに感謝して。 皆様も、どうぞ穏やかな夜をお過ごしくださいね。
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