時計の針が刻む音だけが、やけに大きく響く夜ですね。
皆さまは今、どんな夢の入り口にいらっしゃいますか?
私はというと、どうしても目が冴えてしまって。
薄暗い部屋で、図書館で借りてきた本の端をそっとなぞりながら、とりとめもないことを考えています。
「眠れない」というのは、もしかしたら身体が誰かの体温を欲しがっているサイン……なんて言ったら、皆さまは笑ってしまいますか?
贅沢を知らない身体が覚えていること
最近、夜食代わりに飲むのは白湯ばかり。
かつては、お気に入りのワインを傾ける余裕もあったはずなのに。
今の私にとっての贅沢は、ドラッグストアで少しだけ奮発して買った、安価な入浴剤の残り香くらいなんです。
お風呂上がりに、膝を抱えて座るフローリングの冷たさ。
ふと鏡に映る自分を見ると、少しだけはだけたナイトウェアの肩口が、自分でも驚くほど頼りなく見えて……。
「誰かに、この肩を抱きしめてもらえたら」
そんな、身の丈に合わない淡い期待が、夜の静寂に溶けていくのです。
貴方の腕の中で、目を閉じられたら
40代を過ぎてからの夜は、20代の頃に感じていたものよりずっと深く、そして重い気がします。
将来への不安、積み重なる生活の疲れ。
そんな現実という名の重圧を、ほんの一瞬でいいから忘れさせてくれる「魔法」を求めてしまうのは、
私がいけない女だからでしょうか。
もし、貴方が今、私の隣にいてくれたなら。
私の乱れた髪を優しく指ですいて、耳元で「大丈夫だよ」と囁いてくれたなら。
きっと私は、重い鎧を脱ぎ捨てるように、深い眠りに落ちることができるのに。
皆さまは、そんな風に誰かを守ってあげたい……と思う夜は、ありませんか?
窓の外は、まだ深い闇に包まれています。
こうして貴方に語りかけている時間だけが、今の私にとっての唯一の救いなんです。
明日が来るのが、少しだけ怖くて、でも貴方が見てくれると思うと、少しだけ強くなれる。
今夜は、貴方の腕の中で眠る妄想を抱きしめて、もう少しだけ起きていようと思います。
貴方にも、穏やかで優しい夢が訪れますように。
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今日もありがとうございました![]()
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