2021.7.18(日)
 映画 「アクアマン」。18年アメリカ、ジェームズ・ワン監督。海底人と人間の間に生まれた不死身の身体を持つ男(ジェイソン・モモア)が、海底帝国の覇権争いに巻き込まれ、人間との戦争を阻止するために立ち上がる。CG技術はたいしたものだがエピソードは「スター・ウォーズ」「ライオンキング」「コナン・ザ・グレート」「インディ・ジョーンズ」「アバター」などの寄せ集め。暇つぶしにはなったが、アメリカの映画界でアイデアが枯渇してしまっていることが窺える。アメリカンコミックが原作だとのこと。ちなみに同胞の争いや伝説の刀などのくだりが子どもの頃に観ていた「怪傑ライオン丸」にも似てるぞと思いちょっと調べてみたら、「怪傑ライオン丸」はアメリカでも放映されて一時期人気を博したらしい。こりゃスタッフの誰かが知っとったな。



2021.7.19(月)
 マッサージの専門家さんが「学校でも家庭でも、誰も正しい歩き方を教えてくれない。人生の中で正しい歩き方を教わる機会はほぼない」と指摘している。正しい歩き方とは、体幹を使った歩き方であり、体幹が使えていないと左右の肩の高さが不均衡になったり猫背になったりし、股関節などに痛みが出ることになる。体幹の骨格と筋肉をしっかり使って歩くことが重要。体幹ウォーキングの基本は四つ。① 背骨のS字湾曲をしっかり作る。これは肩の力を抜いて胸を開く姿勢を取ることで作れる。② 腕を振るときは背中の肩甲骨も同時に動かす。③ 歩くときはインナーマッスルである腸腰筋をしっかり使って骨盤から前に足を出す。その際、丹田(おへその数センチ下)を意識して歩く。④ 着地した足にしっかりと重心と体重全体が乗るようにする。

2021.7.20(火)
 岩井圭也著 「この夜が明ければ」。北海道の小さな港町にある、サケを解体処理する工場に住み込みで働く季節限定のアルバイト七人。ある夜、リーダー格だった男性の死体が発見されるが、警察に通報すべきだと主張するのはなぜか一人のみ。実はメンバーたちの多くが、警察に身元を知られたくない事情を抱えていて……。推理合戦による真相追究が始まるのかと思いきや、登場人物それぞれの半生が明らかにされてゆき、ありがちな謎解きものよりもぐいぐい読ませる力がある。長編小説だがほとんどの場面が一夜の出来事として描かれていること、それぞれが生きる力を得て行動を起こすラスト、そして丁寧な人物描写などによって、最初と最後とでは登場人物たちへの印象がガラリと変わる。こういう形のどんでん返しもあるのだなと感心。

2021.7.21(水)
 スーパーで買い物をしていて何となくマルちゃんの半生ラーメン「ガラだし醤油」(2人分で170円程度)を見つけて食べたくなり、ついでに真空パックのチャーシューやメンマも買って家で作ってみたところ、何とラーメン屋さんと変わらないクオリティに仕上がり、チャーシュー三枚、ゆで卵、たっぷりの刻みネギを載っけても一人前が250円ぐらいなのでえらく得した気分。ネットで調べてみたところ、かなり人気を集めている様子。



2021.7.22(木)
 シソは清涼感のある香りと味で親しまれており、消臭作用や殺菌作用によって刺身などと相性がよく、食欲増進効果もある。しかもβ-カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、食物繊維や、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルを多く含むすばらしい食材だが、何と中国では全く人気がなくて雑草扱いだとのこと(ミョウガも同様の扱いを受けているらしい)。シソ(紫蘇)の語源は、食中毒から快復したという中国の逸話によるもので、本来は赤シソのことを指し、今はむしろ代表選手である青ジソ(大葉)は変種だとのこと。個人的には焼酎のロックに刻んだ青ジソを入れるのがお気に入り。虫に食われにくくて育てやすいらしいので、プランターでチャレンジしてみようかな。

2021.7.23(金)
 今回紹介する曲は、サム&デイブの「ホールド・オン」。主に60年代に活躍した二人組で、R&Bあるいはソウルというジャンルでは必ず名前が挙がるレジェンド。日本ではあのゴールデンカップスがカバーした曲としても知られているが、私にとっては何かの雑誌記事であの鈴木雅之さんが初めて買ったレコードとして記憶に残っている。今聴いてもカッコいい。

 


2021.7.24(土)
 東京五輪の柔道男子60キロ級は髙藤直寿選手が金メダルを獲得。決勝は相手選手が三度目の指導を受けて唐突な勝利だったが、準々決勝から延長戦を繰り返して疲弊しきっていてもあきらめない姿勢を貫いたことでつかみ取ったもの。小内刈りを軸にした一見地味な戦い方も性格ゆえなのかも。過去に世界選手権は三度制したが前回の五輪では銅メダルに終わったことを考えると、他人には判りにくいけれど確実なスキルアップがあったからこそ。髙藤選手の練習相手としてずっとサポートしてきた伊丹直喜さんは中学時代に知り合った一学年先輩で、髙藤選手は恩義を感じて息子の名前にも一文字もらったとのこと。金メダルが決まった後に抱き合って男泣きしていた伊丹さんの姿が印象的だった。ちなみに髙藤選手はオンライン対戦ゲームが趣味で、五輪直前もやっていたとのこと。自分なりのリラックス方法を持つことは以外と大切。