この前の土日、福島県の相馬市で学習支援のボランティアをしてきました。

 

理由はふたつ、やっぱりもう少し震災について学びたかったから、そしてちょっと教えるだけで往復の交通費と滞在費がもらえるいい機会だったから笑

でも行って良かったです。

 

教育支援自体に思ったこともあったけど、一番学びが大きかったのは、実際に震災、津波被害を経験している校長先生方二人にご飯を奢ってもらって、いろんな話を聞けたこと。震災について興味がある人読んでください。(前編)

 

 

<避難所の話>

災害時って、学校に避難所ができたりするじゃん。あれを管轄するのって、誰だと思う?

行政でも自治体でもなくて、学校だったんだって。

その時教頭だったその校長先生は、津波で倒壊した家々から人々がやってきて、いつのまにか避難所の経営者になったって。もちろんマニュアルなんかないし(今は今後の震災のためにハンドブックを作ったらしい)、どう運営していくか全く見当がつかないまま対応するの。すごいよね。

 

 

人手の中で、一番役に立ってくれたのは都庁が派遣してくれた災害担当の若手二人らしい。地元の人たちだとやっぱり自分の家族の安否やお葬式もあるし、思うように身動きが取れなかったり、こだわりが強かったり。外部から人を入れることが役に立つっていうのは、新しい視点だった。

 

「避難所の中の人は労働力みたいな感じで、避難所運営に動員しなかったんですか?」って聞いたら、「避難者は班に分けてて、トイレ掃除とか朝食係とか、それぞれ動いてもらっていたよ。班長会議とかもやってた」って。これぞ避難所内のガバナンス。人って集まるとどうやって物事を効率的に動かすか、自然と考えて仕組みを作れるのがすごいよね。

 

一番問題に感じたのは、避難者のプライバシーだって。よくニュースとかで出てくる体育館を貸し切ってるみたいな避難所だったけど、途中から耐え兼ねて教室を使うことにしたらしい。もともと体育館を使うのは、マイク一本で統率を取りやすいことと、全体の状況把握がいっぺんにできることだって。だけど、今後はホテルとかを避難所にできたらいいのにって言ってた。確かに、館内放送とか、もっと言えばLINEで連絡網とか、使えばいいのにね。非常時だから仕方ないのかもしれないけど、もっと緊急時のより良いガバナンスについて考えられそう。ここに対策が足りないと思う。

ホテルってとこで、クロアチアの難民センターを思い出した。よく考えると他人と何日も何日も体育館で集団で寝泊まりするって頭おかしいよね。

 

 

<津波が怖くなっちゃった話>

津波の映像とかも見せてもらって、浸水マップを見て、そんな話を聞いて、帰ってきた後ホテルでゆっくりしてたら、ちょっとした地震があったのね。

ほんのちょっとしか揺れなかったんだけど、正直めちゃめちゃ怖かった。

ああ、ここは海がすぐそこにあるんだ、って思ったし、いつ波に飲み込まれてもおかしくないような場所なんだって。

私がこれだけで怖くなっちゃったくらいだから、震災直後とか、余震もあったし、相馬の人は怖いどころじゃなかったはずよね。

あれだけの津波を経験して、復興して今も相馬に住んでいる住民の人たちはほんとにすごいなって思った。

 

津波が来て、おさまって、電気が通らない中ラジオをかけながら空を見たら、その夜はすごく寒かったけど、星がものすごく綺麗だったんだよ、って校長先生が言ってた。

相馬の人が津波に対してどんな感情を抱いているのかなんて、とても聞けなかった。けど、やっぱり自然にはかなわないんだなあと思ったし、それでもなんとか自然と付き合って、生きていくのが人間なんだなあって、深いことを思ってた。

これを読んで被災地行ってみたいなって思った人がいたら、ぜひぜひアクションを起こしてみてください。