木製iPHONEケース作ります! ~機械編~ <第1回>

ということで、タイトルがだんだん長くなってきました!
製作過程とごっちゃになるとややこしいかと思ったので新たに「~機械編~」の登場です!
なんか「火の鳥~鳳凰編~」みたいで結構気に入ってます!(笑)

今回は、前回告知したとおり、「ルータ」についてご紹介します!

「ルータ」とは[木材・樹脂・軽金属]などに[切抜き・座グリ・内外周辺面取り・彫刻]といった加工ができる機械です。


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前回この機械についてびっくりすることがあると書きましたが、
先ず一つ目。

なんとこの機械、私と同い年なんです!
本体の下のほうにプレートがありました。



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製造番号が「50108」とあります。
もしやと思いメーカーに問い合わせたところ
やはり昭和50年10月8日製造という意味らしいのです!
同級生!おっと、歳がばれますね(^^ゞ

静岡県浜松市の庄田鉄工株式会社さんで作られているようです。


そして、びっくり二つ目。

なんとこの機械、今でも同じ形で販売されているのです!
メーカーの方から送っていただいた写真と同じ方向から撮ってみました!


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どうです?一緒でしょ!

いったい何十年間この形で作り続けられているのでしょうか!?
凄すぎます!
「ものづくりはやっぱりこうでなっくちゃ!」と思わせるのに十分な衝撃でした!
いつまでもベストであり続けるものを自分もいつか作りたいと思ったのでした。


機械名  ルータマシン
型 式   RO-116
製造年  昭和50年10月8日
メーカー  庄田鉄工所 http://www.shoda.com/ncrouter_other_prducts/ncrouter_other_product.php?prod=56

庄田鉄工さんご協力感謝いたします。


ではでは、次回に続く。

前回は少し趣向を変えて製図についてご紹介しました。


今回は少し短めですが、木製iPHONEケースの製作過程に戻りますよ~!


第2回では「荒削り」して反らした木材をプレーナーでまっすぐにしたんでしたね。
あ、そうそう。その時のまっすぐになった写真があまりにもわかりにくかったんで撮りなおしました!



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どうです?まっすぐになってるのわかります?


で、底の面がまっすぐになったので、今回は上の面をまっすぐにします。


「ルーター」という機械で材料の厚みを揃えるように削っていきます。


材料が突然白っぽい木に変わっていますが気にしないでくださいね(^^ゞ



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刃物と材料を当てるガイドをセットして、手で動かして削ります。


この機械、実はたくさんあるうちの工場の機械の中で一番危険なんです!!!
なぜなら、刃物がむき出しで、なおかつ手に近いからです!
つまり、刃物に手が当たりやすいってことです!(゜-゜)


怖いですね~、危ないですね~。


なので、慎重に作業する必要があるのです!


でもこの機械、色んな意味でびっくりすることがたくさんあります!
そのことについては次回ご紹介しますのでお楽しみに~!


ではでは、次回に続く。

木製iPHONEケース作ります!
早いものでもう2回目です!(笑)



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今回は第1回でご紹介した「木取り」の続きです。
その前に、少し補足を。

板には「柾目」と「板目」とあります。
以下wikipediaより
 「柾目」とは
 年輪の目を断ち切るように年輪に対し直角に近い角度で切り出した板の表面に現れる木目を柾目と呼ぶ。冬目と夏目が交互にほぼ平行に現れ、きれいに揃った縞模様となる。収縮や変形が少ないが、水分を透過させやすい。柾目の板は原木から20 - 30%程度しかとれず歩留まりが悪いので高価である。
 「板目」とは
 年輪の目に沿うように接線方向に切り出した板の表面に現れる木目を板目と呼ぶ。木目は柾目のように整った縞模様とはならず、不規則な曲線模様となる。板目の板には裏表があり、切り出しの際に外辺部側に面していた方が表面(木表)、中心部側に面していた方が裏面(木裏)となる。板目の板では水分の吸い込み易さの指標である吸水率が表側と裏側で異なり、長い年月を経ると必ず収縮・変形し易い性質があり、木材には反りが生じる。

と、少し難しいことがたくさん書いてありますが、要は板は反るということです。
でも、板目の場合は目によって反る方向は決まっているのです。
通常、板目の場合は「木表」の方に向かって反りが生じます。

それを逆手にとって、ケースにした時、反りが生じた場合でもiphone本体をがっちりつかむ方向に反らしてしまおうという魂胆です!
というわけで、長い補足となりましたが、「木表」の面を荒削りしています!

「荒削り」した状態で、数日置いておくと案の定反ってきました。
板の状態では反らなかったのに、荒削りして反るのはなぜか?
それは力関係が崩れたからです。
本来、互いに引っ張り支えあっていた関係が、一部分が欠けることによってひずみが生じるのです!
どこかの組織と一緒ですね!(笑)

かなりわかりにくいですが、すこーし反っているのが下の写真です。わかるでしょうか?
まったく自信がありませんが(^^ゞ


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これを、「プレーナー」という機械で平らに削ります。
結構危ない機械なので指が刃物に当たらないようにカバーをします。
(ちゃんとしたカバーがあるのですが、うちはお手製です)

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で、まっすぐになった板。


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え?全然わからない?

写真の撮り方が悪いですね。ごめんなさい。
ちゃんとまっすぐになってますからご心配なく。

というわけで、完成後の反りを少しでも軽減すべくかなり細かい作業をするのでした。

あ、最後にもう一つ。
「板目」でも「柾目」でも反るときゃ反ります。(+_+)

ではでは、次回に続く。