彼は2番機のパイロットだ。愛機の名前は「炎砲」だ。
「2番機!炎砲行きます!」長距離ミサイルと巨大なロケット砲が重たそうな「炎砲」は噴煙を上げ飛び出していった。
「隊長、こんなに来るなんて言ってたかい?」炎砲の前方に40程の戦車と50人ほどの歩兵部隊を確認
まだ遠かったため相手は気づいていなかった。「お客さん来ましたよ。」オペレーターが敵の情報をさり気なく流した。
すると炎砲は地面に鉛の塊をおろした。安定用のカウンターウェイトらしい。
「Bye」
炎砲は一斉に全砲弾を戦車部隊に向けて発射した!曲射砲の射程内に戦車隊はとっくに入っていた。
 それを逃すような男でないことは俺が一番分かっていた。
戦車隊の反応は一瞬にして消え失せた……
「お見事です!」隊員は口々に褒めちぎった。
その瞬間。
有頂天になっている男の前に、大きな影が落ちた。
「これ以上我がジンバブエの兵力をやらせはせんぞ!」
ブリッジクルーの一人がズームをして敵大型WAPのパイロット席を見た。
30分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は出撃に入った。
『3番機、呉龍、 出るぞ!」出撃。
戦車などナックル装備のWAPの機動性に勝てるわけがない!
俺は砂煙の中から出てくる無数の砲弾を背中につけたバーニアで難なくかわした。
 (遊んでいるのか……)心にそう思った。
俺の愛機は煙の中へ吸い込まれるように突入した。
 煙の中を俺はレーダーを頼りに戦車を探し、右に10機ほどの戦車部隊を確認。
ブィィィィィィィィ……
 背中のバーニアが炎を上げ、愛機は加速していく。
前を見ると、前方に砲塔らしきものを確認することができた。
絶えず砲弾を撃ってはいるが、新兵なのか、全くと言っていいほど照準が合っていない。
「急所は外しとくよ……」と言い、前にいた4機にチタニウムの拳を叩きつけた!
鈍い音がした。日本でよく耳にする鐘の音か何かだった。
しかし今はそんなことを考えている状況ではない。(残りは6機か……)俺の脳内にある考えが走った。
まず俺は手に装備されているスモークを2.3発発射し、敵部隊の視界を遮った。
そして煙が十分に広がったところで、バーニアを全力で吹かす。
俺は敵の戦車に取り囲むように突入し、ナックルを回転させて振り回した!
周りからの衝撃と爆風が伝わってくる……
その時、旗艦から通信が入った。「隊長、対戦車戦では複数ロックの長距離機の方が効果的です! 退いて下さい!」
最近雇ったオペレーターの女の子の声だった。「了解した。」
数分して俺は艦に戻った。その時、「隊長、まぁここは俺がやっときますよ。隊長はそこに居るお姉様と遊んでてください」

Name///Frontmission StarGaZer

俺はWAP傭兵部隊『劉帝』の部隊長をさせてもらっている通称「呉龍」……

ここではメンバーは全てコードネームで呼び合う。
武装は主にアタッカーだ『ナックル両手装備』
活動地方は主にアジアを担当させていただいている。
夏――、ジンバブエの反政府軍から支援要請が来た!
出撃!!
『一番機! 麗帝出撃します!』そう言って若い女性パイロットが出て行った……
まぁ俺はまだだけどな
1番機は主にアサルト 両手にMGを装備し、片っ端から穴を開けていく仕様だ。
敵は戦車と歩兵のみの旧式部隊。WAPの敵ではない。
1番機は数分で9機の戦車と歩兵20人を片付けた。
戦う女性か。これは下半身が盛り上がりざるを得ない……
『お帰りなさい』ご挨拶に俺は一言言った。
「殺生は好きじゃないんだけどぇ…」真紅のピチピチのスーツを着た1番機のパイロットは艶やかな声で言った。
殺生が嫌いならなぜ傭兵をやっているのだろう。
前からの疑問を改めて思い直しながらコックピットに乗り込んだ。