曹植(そう しょく/そう ち、192年 -  232年)

  中国後漢末期から三国時代の魏に掛けての詩人。  

  魏の皇族である一方で唐の李白・杜甫以前における

  中国を代表する文学者として、「詩聖」の評価を受けた。

 

  曹操の五男で、生母は卞氏。

  異母兄は曹昂・曹鑠。

  同母兄は曹丕(文帝)・曹彰。

  同母弟は曹熊。

 

  曹植は礼法に拘泥せず、華美を嫌い、酒をこよなく愛し、

  闊達さと奔放さを合わせ持った天才肌の貴公子であった。

 

  217年に正式に曹丕が太子に指名されると、

  以降は曹植と側近者たちは厳しく迫害を受けることになった。

 

  220年に曹操が没すると側近が次々と誅殺され、

  死去するまで各地を転々とさせられた。

 

     七歩詩 (しちほのし)

 

  漢文

    煮豆持作羹

    漉豉以爲汁

    萁在釜下燃

    豆在釜中泣

    本是同根生

    相煎何太急

 

  書き下し文

    豆を煮て持(もつ)て羹(あつもの)と作(な)

    豉(し)を漉(こ)して以(もつ)て汁と為(な)

 

    萁(まめがら)は釜の下に在(あ)って燃え

    豆は釜の中に在(あ)って泣く

 

    本(もと)は是(こ)れ同じ根より生(しょう)ぜしに

    相煎(あいに)ること何ぞ太(はなは)だ急なるや

 

  現代語訳

    豆を煮てスープを作り、

    みそをこしてみそ汁とする。

 

    豆がらは、釜の下でパチパチ燃え、

    豆は釜の中でグツグツ泣く。

 

    豆がらも豆も、もとは同じ根からできたものなのに、

    豆がらよ、どうしてそんなに激しく煮たてるのだ。

 

  鑑賞

    兄の曹丕(文帝)に、

    七歩あるく間に詩を作れなければ死刑にする、

    と言われて作った詩。

 

    釜の中で煮られる豆は曹植、

    釜の下で燃える豆がらは曹丕である。

 

    豆がらが激しく燃えるにしたがって、

    釜の中の豆はグツグツと音を立てる。

    この「グツグツ」という音を、

    まるで泣き声のようだと…………!

 

    つまり兄の勢いが増すにつれて、

    曹植の立場は厳しいものになり、

    泣き声も高くなる。

 

    この泣き声が、なぜ、そんなにいじめるの、

    という最後の二句を導き出す。

 

    丕と植は実の兄弟である。

    この二人は同じ母から生まれた、

    まさに正真正銘の「同根」より「生」じた者であった。

 

    詩としてはもとより即興的なもので、

    一種の戯歌(ざれうた)にすぎないが、

    この詩を聞いて、文帝も深く恥じ、

    顔を赤らめたという。

 

2026年2月20日

午前中は二ヶ月ぶりに散髪を、

家から約2km、自転車で行くつもりだ。

 

午後は本当に久しぶりのお家カラオケ!

 

次回のリハビリは一週間後なので、

1回10分を1日3回実施するつもりである。