一枚の早苗の空となりにけり

  鑑賞: 作者は愛媛県宇和島市で
      農業を営みながら版画を製作し、
      俳句を詠む生活を送っている。
 
      植物を題材にした繊細な銅版画同様、
      四季折々の対象にそっと寄り添うやさしい心と
      自然な息遣いが句集から伝わってくる。
 
      都会で満員電車に揺られて働くものから見れば、
      季節の運行に合わせての労働の日々は羨ましい限りだが、
      作物の出来不出来に、不順な天候に、
      頭を悩ますことも多々あるに違いない。
 
      田植えの時期は地方によって違いがあるだろうが、
      中国、四国地方は早くも水不足が報じられている。
      今年の田植えは大丈夫だろうか。
 
      水を入れた田は足がずぶずぶ沈んで、
      慣れていないと進むのも下がるのも難儀するものだが
      作者は一心に手際よく苗を植えてゆくようだ。
 
       「早苗植う思考と歩行まつすぐに
      雑念があってはいけないのだろう。
 
      早苗を植え終わったあとの田に空が、
      雲が鮮明に映る。
 
      「早苗の空」という言葉に
      一枚の早苗田が空に転化したような
      大きな広がりを感じさせる。
 
      縦横きれいに植え終わった
      初々しい早苗の緑が目にしみる。
      「なりにけり」とやや古風な言い回しに
      早苗田を静かな安堵とともに見つめている
      作者の心持ちが実感として伝わってくる。
 
        『早苗の空』(2006)所収。
          (三宅やよい)
 
昨日の小川下池の水位は19.9m(貯水率91.8%)。
今週半ばにはヒノヒカリの田植えが始まるが、
今のところ水の心配は無さそうである。
 
田植えをしたばかりの田んぼは、
まさに句のような情景になるだろう!
 
2024年6月17日
15時頃台所へ扇風機を持ち込んで、
自家製のジャガイモで肉じゃがを作った。
(私は牛肉を使う)
 
しかし、リビングの室温が30℃にもなっていて、
夕食を食べるのに躊躇していた。
(何時もなら夕食は16時ごろ)
 
そんな時M電気から、
「明日の予定だったが今からエアコンの取替えに行ける」
と電話があった。
 
願ったり叶ったりである。
16時過ぎから1時間ちょっとで、エアコンの取替え完了!!
 
エアコンの効いたリビングで快適に過ごすことができた。
(夏本番前にエアコン修理できてホッとしているが、22万は痛い!!)
 
午前中は集会場で卓球の練習。
 
午後はカラオケ教室。