わたしたちは、

 美術を静止的なものとしてとらえていない。

変化してやまないものとして見ている、と言ってもよい。

 また当然のことだが、

その変化しつづける美術の制作にあたっている人間もまた、

   変貌しつづけていると考えている。

 

  佐藤忠良(さとう ちゅうりょう)

    日本の彫刻家。新制作協会彫刻部創立会員。

 

    生き生きとした女性像などをブロンズや木彫で表現した。

若い女の像

遊歩公園ザビアエル像

    本の装幀の仕事もこなし、

    福音館書店版の絵本『おおきなかぶ』の

    挿絵なども手がけた。

 

    出身地にある宮城県美術館には、

    「佐藤忠良記念館」が併設、

    日本で最も多い約600点の彫刻作品を収蔵。

 

    その他、滋賀県の佐川美術館の佐藤忠良記念館、

    札幌芸術の森「佐藤忠良記念子どもアトリエ」、

    国立近代美術館、国立国際美術館など、

    日本全国各地に佐藤忠良の作品が収蔵・展示されている。

 

  掲言は高校の美術教科書に掲載された

  『美術・その精神と表現』

  と題した文章の書き出し部分である。

 

  ここから佐藤は

    「生まれたままの自然児が自由な人間なのではなくて、

     ほんとうの知性や感性を努力の末に獲得した人間が、

     自由なのである」

   とつづけ、

    「仮面をかぶった人生から自分を解き放つために、

     人間は努力して自分を変えなければならない」

   と結論する。

 

   また佐藤は小学1年生の図画の教科書でも

   『このほんをよむひとへ』

   と題したメッセージを送っている。

    「図画工作の時間は、

     上手に絵を描いたり、

     上手に物を作ったりすることが目当てではありません。

     君の目で見たことや、

     君の頭で考えたことを、

     君の手で描いたり、作ったりしなさい。

     心を込めて作っていく間に自然がどんなに素晴らしいか、

     どんな人になるのが大切か、

     ということがわかってくるでしょう。

     これが目当てです」

 

私の小学校1年生(1958年)の図画の教科書に

載っていたのだろうか・・・・記憶に無い!

そして、今の教科書には・・・・・?

 

もし1年生でこのことが理解出来たら、

いじめなど発生しないと思うのだが・・・・!!     

 

2024年6月13日

家庭菜園の胡瓜が豊作。

サラダだけでは食べきれないので、

1kgをキュウリのQちゃんにした。

午前中は卓球の練習。

 

午後は集会場でカラオケ。