(精神)分析家の中には、

私が分析不可能だと断じた奴が

 いることを付け加えておく。

 

  ルイス・ブニュエル

    スペイン出身、のちにメキシコに帰化した

    映画監督、脚本家、俳優である。

    フランス、スペイン、アメリカ合衆国、メキシコ、

    国境を越えて多種多様な映画を撮った。

    特にシュルレアリスム作品と

    エロティシズムを描いた耽美的作品で有名である。

 

    シュルレアリスム

      戦間期にフランスで起こった

      作家アンドレ・ブルトンを中心とする文学・芸術運動である。

      ブルトンはこの宣言でシュルレアリスムを

       「口頭、記述、その他のあらゆる方法によって、

        思考の真の動きを表現しようとする

        純粋な心的オートマティスム。

        理性による監視をすべて排除し、

        美的・道徳的なすべての先入見から離れた、

        思考の書き取り」

      と定義した。

 

    1900年にスペイン・アラゴン地方のカランダで地主の家に生まれる。

    17歳のときにマドリードに出て7年間を学生館で過ごし、

    後に詩人として有名になるフェデリコ・ガルシーア・ロルカ、

    画家として有名になるサルバドール・ダリなどと交友を結ぶ。

    最初は自然科学を学ぶが、途中で歴史学、哲学に変更。

 

    無名だった友達のダリと見た夢の話をしているうちに、

    それをもとに映画を作ることになる。

 

    二人で脚本を書き、パリに戻って『アンダルシアの犬』を撮影。

    女性の眼球(実際には牛の目が使われた)を

    剃刀でいきなり切るというスキャンダラスなシーンから

    スタートするこの映画は熱狂的な拍手で迎えられて、

    ダリとブニュエルはアンドレ・ブルトンらの

    シュールリアリスト達の輪の中に迎えられる。

 

    今も同作品はシュールリアリズムを代表する古典的名作である。

 

    その直後にダリとブニュエルは『黄金時代』を撮るが、

    右翼がスクリーンに向って爆弾を投げつける事件が起きて、

    その後50年間公開禁止となる。

    その後、ブニュエルはスペインに戻って

    ドキュメンタリー映画『糧なき土地』を撮影。

    スペインの最貧地方の生活を描いたこの映画は

    ファシスト達の愛国心的反発を誘発し、これも公開禁止となる。

    国辱映画を作ったとして、

    ブニュエルはフランシスコ・フランコ政権下で

    指名手配までされることになる。

    

    ハリウッドに移って映画周辺の仕事をしたあと、メキシコに移る。

    ここで久々に映画監督を再開し、

    コメディ映画『のんき大将』でヒットを飛ばし、

    社会主義リアリズム映画の傑作『忘れられた人々』によって

    カンヌ映画祭で監督賞を受賞。    

    

    そこから後は、メキシコにとどまって低予算映画を量産し、

    『この庭での死』、『ロビンソン漂流記』などの冒険映画、

    『嵐が丘』などの文芸映画、偏執狂の男を描いた『エル』、

    不条理映画『皆殺しの天使』、メロドラマのパロディ『スサーナ』、

    大衆向け娯楽作品の『昇天峠』、

    『幻影は市電に乗って旅をする』など多種多様な映画を撮る。

 

    1961年にスペインに招かれて『ビリディアナ』を撮影。

    スペイン映画として

    初のカンヌ国際映画祭グランプリを取ったこの映画は、

    乞食たちが最後の晩餐のパロディーを行うシーンがもとで

    スキャンダルを巻き起してスペインとイタリアで上映禁止。

    「スキャンダル映画監督」の健在ぶりを示す。

 

    1963年以降はフランスに招かれ

    ジャンヌ・モロー主演で『小間使いの日記』を、

    カトリーヌ・ドヌーヴ主演で『昼顔』や『哀しみのトリスターナ』

    などの耽美映画を撮り、フランス映画界の異色の重鎮となる。

    そして『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』、『自由の幻想』という

    ギャグ映画のようなもので観客を戸惑わせ、

    キリスト教異端事典で脚本を書いたという『銀河』や、

    同一人物の役をシーンによって二人の違う女優に演じさせた

    『欲望のあいまいな対象』で観客を煙に巻いた。

 

    1983年に死去。

 

  ブニュエルは

  キリスト教的な権威やブルジョワ社会の権力に対しても従わず、

  上述の言葉通り、精神分析などでは容易に解読できない

  作品をたくさん仕上げて対抗した。

 

『昼顔(1967年)』を親に隠れて見た、

カトリーヌ・ドヌーブが・・・・!! 

 

2024年6月1日

朝6時からの氷上八幡神社月次祭に行ってきた。

 

午前中は芝生の草刈り。

 

今日は私の72才の誕生日で、

去年は弟妹夫婦(長野・高松)が家に来て祝ってくれた。

(この時は料理をたくさん持ち込んでくれ・・・ 謝謝!!

 ただし食べきれず一人で消費するのに難儀する)

 

今年は妹の子供達

(高松の甥夫婦と女の子二人、静岡の姪と赤ちゃん)

も加わって賑やかになる。

 

今回は兄弟達に一切の持ち込み禁止としている。

 

予定メニュー(バイキング形式で飲み放題)

 鯛飯・豚焼きそば・海鮮焼きビーフン・

 ステーキ・鶏の唐揚げ・鰺と白身魚のフライ・餃子・

 ゴーヤとスルメ酢の物・枝豆カリカリ揚げ・

 フライドポテト・野菜とトマトのサラダ・        

 果物(西瓜・イチゴ・パイナップル・キュウイ)

 アルコール(日本酒・焼酎・ビール・ウイスキー)

 

”カラオケみっちゃん”は

今年2月にDAMカラオケ(PS4)を導入している。

LED PARTY LIGHT を点灯して雰囲気もバッチリ!!

 

途中8時半ごろにはホタル狩りも楽しむ。

 

賑やかな誕生日になりそうである!!