大学も葵祭のきのふけふ

  鑑賞: 今日は「葵祭(あおいまつり)」。
      京都は上賀茂神社と下鴨神社の祭礼だ。
 
      古くは賀茂祭と言い、
      昔は単に祭といえばこの祭を指したという。
      不思議な魅力を持った句だ。
 
      「大学も」の「大学」は
      作者の在籍した京大を言っているのだろうが、
      作者よりも二十年ほど前の
      学生であった私の実感からすると、
      葵祭がこのように大学の雰囲気に
      影響したことはなかったと思う。
 
      アルバイトで参加する連中を別にすれば、
      ほとんど話題にすらならなかった。
      どう想像してみても、
      作者が学生だった頃も
      同じだったのではないかと思われる。
 
      京都に在住経験のない人ならば、
      さもありなんと微笑しそうだけれど、
      大学というところは京都に限らず、
      散文的な空間である。
 
      それに若い多くの学生たちには、
      古くさい祭のことなどよりも、
      もっと他に好奇の対象はいくらだってあるのだから、
      いかに有名な祭でも、
      その色に染まるなんてことはまずないのである。
 
      しかし作者は、だからこそと言うべきか。
      あえてたかだか百年ほどの近代の産物である大学に、
      千年の都の風を入れてみたかったのではなかろうか。
 
      せっかく伝統の土地にありながら、
      その風を入れずに機能するだけだなんて、
      なんともったいない。
 
      もっとゆったりと構えて、
      葵祭に染まるのも、
      またよろしいのではないか。
 
      ならば染めてみようというところに、
      この句の発想の原点があるような気がする。
      すなわち、作者は掲句のような大学で学びたかった。
      「大学も」の「も」には、
      そうした作者の願いが込められているのだと読む。
         『山信』(1979)所収。
           (清水哲男)
 
  葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)
    京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、
    5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭。
 
    庶民の祭りである祇園祭に対して、
    賀茂県主氏と朝廷の行事として行っていたのを
    貴族たちが見物に訪れる、貴族の祭となった。
 
    平安時代以来、
    国家的な行事として行われてきた歴史があり、
    日本の祭のなかでも、
    数少ない王朝風俗の伝統が残されている。
 
    さまざまな前儀
    (5月3日流鏑馬神事・5月12日御蔭祭・御阿礼神事)
    が行われるが、
    中でも流鏑馬神事(やぶさめしんじ)が有名である。
    糺の森(ただすのもり)の真中にある
    全長500メートルの馬場(ばば)を、
    公家風の装束姿や武家風の狩装束姿の
    射手(いて)たちが疾走する馬上から、
    3つの的を射抜くというものである。
 
葵祭は5月3日~15日・・・、
なるほど、「きのうけふ」も納得である。
 
京都三大祭り(葵祭5月・祇園祭7月・時代祭10月)を
見に行きたいものだ!!
 
2024年5月12日
昨日トマトの作業が終わってIさんとゴルフに行く話になって
元会社の先輩たち3人とのゴルフが6月7日(金)に決まった。
 
高松市のIさん(84歳)、さぬき市のTさん85歳、
最年長のNさん(86歳)は松山市から高松グランドCCまで来る。
 
三人は高松グランドCCの元メンバーでハンディ20前後の腕前だったが、
Iさんは最近100を切れなくなったという。
それなら私が入っても大丈夫ということでゴルフ開催が決まったのだ!!
 
しかし先輩たちとのゴルフもこれが最後になるかも知れないので、
悲願の100を切った勇姿を見せたい!!
練習回数を週2から週3に増やすつもりだ。
 
午前中は何時ものゴルフ練習場(三木)が休みなので、
さぬき市の練習場(池)に行くつもりである。
 
追加購入したマイク(中古)がPS4で使えないので
出品者に問い合わせると
 「PS5で出動作確認しているが、
  PS4で使えるかはメーカーに問い合わせて」
との回答であった。
メーカーとは? PS or マイク のどっちな・・・?