春泥にテレホンカード落しけり

 
  鑑賞: 伊藤園「おーいお茶」新俳句大賞作
      (一般の部B・40歳以上65歳未満・
        応募総数六八九八九句・1998)。
 
      茶と俳句というと古風なイメージに写りやすいが、
      この俳句コンクールは
       「思ったことを季語や定型にこだわることなく、
        五七五のリズムにのせて詠めばよい」
      という至極自由な条件から、
      若者にも人気を博している。
 
      そういうわけで、
      この句も技巧的な上手下手とは
      関係のないところでの入賞だ。
      なによりも、素材の現代性が評価されたのだろう。
 
      入選作を集めた冊子「自由語り」に、
      作者の弁が掲載されている。
 
       「買い物の途中、
        ちょっと家に電話しようと思った時、
        テレホンカードを、
        足元の泥水の中に落してしまいました。
        アスファルトばかりの現代で、
        ぬかるみこそ見かけなくなりましたが、
        汚れたカードを拾おうとしながら、
        ふと『これも春泥(しゅんでい)かな』と思いました」。
 
      面白い着眼だと思う。
 
      要するに、
      雨上がりか何かで汚れた鋪道のちょっとした泥水に
      「春泥」を感じたというわけだ。
 
      うーむ、なるほど……。
      でも、残念なことに、
      作者のこの微妙な感覚を句は一切伝えていない。
      選者たちも、本物の「ぬかるみ」と受け取っている。
 
      私としては、
      作者の弁そのものが作品化されていたら、
      どんなに素敵だったろうかと思い、
      あらためて句作りの難しさを考えさせられた。
       (清水哲男)
 
最近は鬱陶しい雨の日が続いている。
(小川下池の池守の私にとっては嬉しい雨なのだが)
 
田舎でも舗装がされて、
ぬかるみができるような道は殆ど見かけない。
季語としてなくなるかも知れないなぁ・・・?
 
2024年3月26日
午前中はヨーガ教室。
 
今はPS4のヘッドホン出力を
外部スピーカー:DS-12
 (スピーカー ダイナミックサウンドスピーカー 
  映画館級の大迫力サウンド 最大80W出力
   アンプ内蔵)
に接続して使えてはいるが、
音量に関して大いに不満な状況である。
 
それで昨日PS4から光デジタル音声ケーブルで、
外部スピーカーに接続するために必要な、
光デジタルーRCA変換アダプター(1180円)
をネットで注文した。
(なお光デジタル音声ケーブルは付属品でついている)
 
これで、改善されるといいのだが・・・・・?
 
午後はJA香川氷上支店に行って、
小川下池水利組合の通帳(普通)記入と
残高証明書(定期・普通)を作成してもらい、
令和5年度の決算報告書を完成させるつもりだ。
(小川下池水利組合の総会は4月7日予定)