何故大陸移動説を思いついたかと言えば、

 もともと1枚の新聞であった証拠には、

断面同士が裂け目でつながるではないか

 

  アルフレート・ロータル・ヴェーゲナー

    大陸移動説を提唱したドイツの気象学者。

    現在でいう地球物理学者である。

    

    ヴェーゲナーは、牧師のリヒャルト・ヴェーゲナーと

    妻アンナの間に生まれた5人の子の末っ子だった。

 

    当初ハイデルベルグとインスブルックの大学に学び、

    天文学を専攻していたが、極地探検にあこがれて気象学も学ぶ。

    ベルリン大学で天文学の博士号を取得したあと、

    兄のいた航空気象台に助手として雇われる。

 

    そこで気球を用いた高層気象観測や

    天文観測の先駆的研究に携わった。

    1906年には科学者の兄クルトとともに

    気球に乗って滞空コンテストに参加し、

    当時の最長滞空の世界最高記録である52.5時間を達成した。

 

     同年、デンマーク探検隊の遠征に応募し、

    グリーンランドに2年間滞在した。

    滞在中、北東岸の地図作りの手伝いをしたり、

    多くの極地気象のデータを収集した。

 

    とくに極地での気球による

    上層大気の調査はこれが初めてであったため、

    気象学者の注目を集めた

    (それをきっかけにケッペンと親しくなり、

     のちに彼の娘と結婚する)。

 

    1910年、

    世界地図(イギリスが中心に描かれているもの)を見て、

    南大西洋を挟んで、

    南アメリカ大陸の東海岸線とアフリカ大陸の西海岸線が

    よく似ていることに気づいた。

    これが大陸移動のアイデアの元となった。

 

     1912年にフランクフルトで開かれたドイツ地質学会で

    初めて大陸移動説を発表した。

 

    1915年にその主著『大陸と海洋の起源』の中で、

    地質学・古生物学・古気候学などの資料を元にして、

    中生代には大西洋は存在せず、

    現在は大西洋をはさむ四大陸が分離して移動を開始、

    大西洋ができたとする「大陸移動説」を主張した。

 

    当時の地質学は今日では古典的とされる

    化石の研究や同一地点の地層の重なりを調べる

    層序学を主流の手法としており、

    彼の主張は全く認められなかった。

 

    1929年には『大陸と海洋の起源』の第4版において、

    南北アメリカ大陸だけでなく、

    こんにち存在するすべての大陸は

    1つの巨大大陸「パンゲア」であったが、

    約2億年前に分裂して別々に漂流し、

    現在の位置および形状に至ったとする説を発表した。

 

    各大陸の岩石の連続性や氷河の痕跡、

    石炭層や古生物の分布などから

    漂流前の北アメリカとユーラシア大陸が

    1つのローラシア大陸であったこと、

    南アメリカとアフリカがゴンドワナ大陸であったことを説いた。

 

    しかし当時の地質学者たちは化石に基づく研究から

    彼が主張する大陸移動の根拠を「陸橋説」で説明し、

    「大陸は沈む事はあっても動くことはない」

    (現在では誤りと判明)として批判した。

 

    気象学分野では大気熱力学で業績をあげたものの、

    彼はそれでは満足せず、

    大陸移動説の根拠を探すために自身を隊長として

    5度目のグリーンランド探査を行なった。

 

    1930年11月1日、ちょうど50歳の誕生日に、

    ヴェーゲナーはグリーンランド人のビルムセンと2人で、

    補給物資を持って400kmはなれた西岸基地へ戻るため、

    雪嵐の中を出発した。

 

    しかし悪天候のために2人は遭難し、

    基地へ帰りつくことはできなかった。

    翌年5月12日になってから、

    捜索隊が基地から190kmの地点で立てられた

    スキーの下にウェゲナーの遺体を発見した。

 

    大陸移動説その後

      ヴェーゲナーがグリーンランドの氷河に消えてから

      約30年後の1950年代 - 1960年代に、

      大陸移動の原動力を

      マントル対流であるという仮説が唱えられ、

      さらに岩石に残された過去の

      地磁気の調査(古地磁気学)によって

      「大陸が移動した」と考えなければ

      説明できない事実が判明したことから、

      大陸移動説は息を吹き返した。

 

      その後、これを発展させる形で地殻変動を

      総合的に説明できる説として

      プレートテクトニクス理論が提唱され、

      ヴェーゲナーの大陸移動は

      「古くて最も新しい地質学」として再評価され、

      現在では高く評価されている。

 

世界地図(イギリスが中心に描かれているもの)を見て、

    南大西洋を挟んで、

    南アメリカ大陸の東海岸線とアフリカ大陸の西海岸線が

    よく似ていることに気づいた。

    これが大陸移動のアイデアの元となった。

 

私のようにボーッといきていては・・・

あきまへんなぁ!!

 

2024年1月10日

春節で帰国する妻と旅行を計画している。

11月と12月に申し込んだ2件のツワーがいずれも、

催行(定員不足)されないことに・・・!

それで、今日2件(1件はキャンセル済)

 

 ■コース名:★【高松空港発着】

   古都鎌倉と箱根・富士・伊豆3日間【催行確定】

 

をやっと申し込めた。

 

3件すべてカード決済とキャンセルを繰り返したので、

いつ、どれだけ引き落とされ、

戻されるのが不安な状況である。

 

ヤレヤレ・・・これだけでも疲れた!!