私は自分が何も知らない
ということを知っている。
ソクラテス
アテナイ出身の古代ギリシアの哲学者である。
西洋哲学の基礎を築いた人物の1人として、
特に、西洋道徳哲学(倫理学)の伝統における
最初期の道徳哲学(倫理学)者の1人として認識されている。
謎めいた人物であり、
ソクラテス自身は一切の著述を行わなかったため、
弟子の主に彼の死後に執筆を行った古代の作者たち、
特に彼の弟子のプラトンとクセノフォンの著作を通して知られている。
生い立ち
父は彫刻家ないし石工のソプロニスコス、
母は助産婦のパイナレテとされる。
アテナイに生まれ、生涯のほとんどをアテナイに暮らした。
彼はペロポネソス戦争において、
アテナイの植民地における反乱鎮圧としてのポテイダイア攻囲戦、
ボイオティア連邦との大会戦デリオンの戦いで
重装歩兵として従軍した。
青年期には自然科学に興味を持ったとの説もあるが、
晩年は倫理や徳を追求する哲学者としての生活に専念した。
思想形成
プラトンの『ソクラテスの弁明』において
ソクラテスが語ったところによると、
彼独特の思想・スタイルが
形成されるに至った直接のきっかけは、
彼の弟子のカイレフォンが、
デルポイにあるアポロンの神託所において、
巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」
と尋ねてみたところ、
「ソクラテス以上の賢者は一人もない」
と答えられたことにある。
これを聞いて、
自分が小事・大事ともに疎くて賢明ではない者であると
自覚していたソクラテスは驚き、
それが何を意味するのか自問した。
さんざん悩んだ挙句、
彼はその神託の反証を試みようと考えた。
彼は世間で評判の賢者たちに会って問答することで、
その人々が自分より賢明であることを明らかにして
神託を反証するつもりであった。
しかし、実際に賢者と世評のある
政治家や詩人などに会って話してみると、
彼らは自ら語っていることをよく理解しておらず、
そのことを彼らに説明するはめになってしまった。
それぞれの技術に熟練した職人達ですら、
たしかにその技術については知者ではあるが、
そのことを以って他の事柄についても
識者であると思い込んでいた。
こうした経験を経て、
彼は神託の意味を
「知らないことを知っていると思い込んでいる人々よりは、
知らないことを知らないと自覚している自分の方が賢く、
知恵の上で少しばかり優っている」
ことを指しているのだと理解しつつ、
その正しさに確信を深めていくようになり、
更には、
「神託において神がソクラテスの名を出したのは一例」
に過ぎず、その真意は、
「人智の価値は僅少もしくは空無に過ぎない」
「最大の賢者とは、
自分の知恵が実際には無価値であることを
自覚する者である」
ことを指摘することにあったと解釈するようになる。
こうして彼はその「神意」に則り、
それを広める「神の助力者」「神への奉仕」として、
ソフィスト達のように報酬を受け取るでもなく、
家庭のことも省みず、
極貧生活も厭わずに歩き廻っては
出会った賢者たちの無知を指摘していくことを
ライフワークとするようになる。
裁判と刑死
ソクラテスは当時、
賢人と呼ばれていた政治家や詩人達、
さらには手工者をはじめとして、
様々な人を次々に訪ね、
「アポロンの宣託の通り自分が最も知恵があるのかどうか」
を検証するために対話を行なった。
その結果、
彼らの無知に対する無自覚ぶりと、
無知を自覚している自分の優越性、
神託の正しさを確信し、
決意と使命感を持ってその活動に
のめり込んでいくこととなり、
ソクラテスが賢者であるという評判が広まる一方で、
無知を指摘された人々やその関係者からは憎まれ、
数多くの敵を作ることとなり、
誹謗も起こるようになった。
更に、暇を持て余した富裕市民の息子達は
ソクラテスを面白がって追い回し、
その試問を傍聴し、その中からは影響されて
試問を模倣する者達も現れ、
そんな青年達の試問の餌食となった人々もまた、
ソクラテスへの憎悪を募らせることとなった。
ソクラテスは
「アテナイの国家が信じる神々とは異なる神々を信じ、
若者を堕落させた」
などの罪状で公開裁判にかけられることになった。
アテナイの500人の市民が
ソクラテスの罪は死刑に値すると断じた。
ソクラテスは自身の弁明(ソクラテスの弁明)を行い、
自説を曲げたり自身の行為を謝罪することを決してせず、
追放の手も拒否し、結果的に死刑(毒殺刑)を言い渡される。
票決は2回行われ、1回目は比較的小差で有罪。
刑量の申し出では常識に反する態度がかえって
陪審員らの反感を招き大多数で死刑が可決された。
当時は死刑を命じられても
牢番にわずかな額を握らせるだけで脱獄可能だったが、
自身の知への愛(フィロソフィア)と
「単に生きるのではなく、善く生きる」
意志を貫き、
票決に反して亡命するという不正を行なうよりも、
死と共に殉ずる道を選んだとされる。
クサンティッペ(妻)
クサンティッペとはギリシア語で「黄色い馬」を意味する。
悪妻であったとされ、
西洋では悪妻の代名詞ともなっているが、
これは後世の作り話である部分も多く、
彼女の実際の姿については殆どが不明である。
プラトンの著作『パイドン』の中では、
死刑の日に獄中のソクラテスに会いに来た
ソクラテスの友人たちの前で嘆き悲しみ、
取り乱す描写がある。
ソクラテスが語ったとされる言葉にこのようなものがある。
「セミは幸せだ。なぜなら物を言わない妻がいるから」
「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。
悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」。
「無知の知」を背景とした知・無知に対するこだわりが、
知者を僭称する独断論者たちの
無知を暴くための論争に明け暮れることになった。
知ったかぶりしてブログを書いているが、
私は無知であることを知っている!!
2021年8月12日
11日の香川県内の新規コロナ感染者は65人、
過去2番目に多かった。
高松市36人、丸亀市6人、観音寺市4人、
善通寺市とさぬき市、土庄町が各3人、
三豊市と三木町が各2人、
琴平町と宇多津町、宮城県、千葉県、神奈川県、大阪府が各1人。
県内も感染拡大中であるが、
明日のお家カラオケは予定通り行う予定である。
今日から一週間は傘マークが続いている。
散歩は出来そうにないので、
午前中はゴルフの練習に!