インド神話
インドに伝わる神話であり、
特にバラモン教、ヒンドゥー教、仏教に伝わるものを指す。
成立時期や伝承者の層などによって様々な神話があるが、
概ねヴェーダ神話がバラモン教に、
叙事詩・プラーナ神話がヒンドゥー教に属し、
ブラーフマナ・ウパニシャッド神話が
その両者を繋ぐものと考えられている。
ヴェーダ神話
読んで字の如くヴェーダ文献に基づく神話であり、
アーリア人がインドに持ち込んだインド・ヨーロッパ語族共通時代に
遡る古い自然神崇拝を中心とする。
アーリア人
狭義と広義で対象が異なる。
広義には中央アジアのステップ地帯を出自とし、
南はインド亜大陸、西は中央ヨーロッパ、
東は中国西部まで拡大したグループ。
狭義にはトゥーラーンを出自としたグループを指す。
トゥーラーン
イラン神話の登場人物トゥールに由来し、
トゥールの土地という意味である。
紀元前1500年頃から紀元前900年ごろに作られた
最古のヴェーダ文献である『リグ・ヴェーダ』(神々の讃歌)には、
未だ一貫した世界観を持つ神話は現れていない。
ヴェーダ神話の初期においては、
神々はデーヴァ神族とアスラ神族とに分類されている。
デーヴァは現世利益を司る神々とされ、
人々から祭祀を受け、
それと引き換えに恩恵をもたらす存在とされた。
ヴェーダ時代からの神々 その一
デーヴァ
サンスクリットで神を意味する語である。
デーヴァが住む世界をデーヴァローカ と呼び、
天、天界、天道、天上界などと漢訳される。
アグニ
インド神話の火神。
赤色の体に炎の衣を纏い、
二面二臂で七枚の舌を持つ姿で描かれる事が多い。
ディヤウスとプリティヴィーの息子とする説もあるが、
ブラフマーの創造した蓮華から誕生したとする説や、
太陽または石から生まれたとする説もある。
また、誕生後すぐに両親を食い殺したとも言われる。
妻はスヴァーハーで、
一説によるとスカンダも彼の息子であるという。
アーリア人の拝火信仰を起源とする古い神だと考えられ、
イラン神話のアータルと起源を同じくする。
火のあらゆる属性の神格化であるが、
特に儀式に於ける祭火として重視される。
供物は祭火たるアグニに投じられて煙となり天に届けられ、
神々はアグニによって祭場へ召喚される。
すなわち彼は地上の人間と天上の神との仲介者であり
(これは、ブードゥー教のレグバ と似る)、
『リグ・ヴェーダ』に於いては冒頭で讃歌が捧げられ、
「アグニよ、あなたは存在する一切のものの牡牛。
あなたは崇敬さるべき、闊歩するヴィシュヌ」
「あなたはその掟の確固たる王、ヴァルナ」
「燃え立つときにはミトラ」と説かれるなど、
インドラに次いで多くの讃歌が捧げられるなど極めて重視される。
また彼は天上にあっては太陽、
中空にあっては稲妻、地にあっては祭火など、
世界に遍在する。
家の火・森の火、
また心中の怒りの炎・思想の火・霊感の火としても
存在すると考えられた。
また人間や動物の体内にあっては食物の消化作用として存在し、
栄養を全身に行き渡らせて健康をもたらし、
ひいては子孫繁栄や財産(家畜)の増大などももたらすとされた。
後にはローカパーラ〈世界の守護神〉八神の一柱として、
東南の方角を守護するとされた。
だが、後期になると影が薄くなり、
叙情詩『ラーマーヤナ』においてラーヴァナによって
尻尾に火を付けられたハヌマーンの治療をした程度である。
仏教では火天(かてん)と呼ばれる。
インドラ
デーヴァ神族に属する雷霆神、天候神、軍神、英雄神である。
ディヤウスとプリティヴィーの息子。
特に『リグ・ヴェーダ』においては、最も中心的な神であり、
ヴァルナ、ヴァーユ、ミトラなどとともに
アーディティヤ神群の一柱とされる。
また、『ラーマーヤナ』には天空の神として登場する。
漢訳では、因陀羅・釋提桓因・帝釈天・天帝釈・
天主帝釈・天帝・天皇などと書かれ、
特に仏教における帝釈天の名で知られている。
雷霆神の性格が強く、
その容姿は皮膚も髪も髭も茶褐色だとされる。
ギリシア神話のゼウス、北欧神話のトール、
スラヴ神話のペルーンと比較される。
彼が戦った敵は多く、
人々を苦しめる凶暴にして尊大な蛇ヴリトラ、
トヴァシュトリ神の生み出した
3つの頭を持つ怪物ヴィシュヴァルーパや、ヴァラ(洞窟)、
ナムチ、ダーナヴァ、ヴィローチャナ、マハーバリ、メーガナーダ
といったアスラやラークシャサと戦った。
特にヴリトラとの戦いは、
アーリヤ人と異民族の戦闘、天地開闢神話、
川の塞き止めや旱魃・冬の象徴である
ヴリトラを打ち破ることで大地に水の恵みをもたらす現象など、
様々な意味を持つという。
ヒンドゥー教の時代
リグ・ヴェーダの時代には神々の中心とも言える
絶大な人気を誇ったインドラも、
時代が下り、ヒンドゥー教が成立した時代になれば影が薄くなる。
「雷を象徴する強力無比な英雄神」として、
変わらず重要な立場にある神であることは間違いないが、
神々の中心の座はシヴァやヴィシュヌなどに譲ってしまい、
代わって世界を守護するローカパーラ(世界守護神)の
地位に落ち着いている。
四方にそれぞれ神が配置され、
インドラはその中でももっとも重要とされる
東方の守護神の地位に位置づけられた。
叙事詩・プラーナ文献でのインドラ
叙事詩『マハーバーラタ』では、
主人公の1人のアルジュナの父親であり前世。
インドラプラスタを開拓する時に炎神と
アルジュナとクリシュナの前に立ちはだかるが、
炎神アグニに自分の神弓ガーンディーヴァも与え、
それもやがてアグニからアルジュナに渡される。
ウシャス:
インド神話における暁紅の女神で、
夜明けの光を神格化したもの。
天空神ディヤウスの娘で、夜の女神ラートリーの妹。
太陽神スーリヤの母あるいは恋人といわれる。
『リグ・ヴェーダ』に登場する女神の中では
最も多くの讃歌を持ち、独立讃歌は20を数え、
ラートリーのほかに、スーリヤ、アグニ、アシュヴィン双神
と結びつけられている。
美しい女神であるウシャスは、太陽神スーリヤの先駆であり、
闇を払い、あらゆる生命を眠りより覚まし、活動を促す。
ウシャスは赤い馬もしくは赤い牝牛の牽く車に乗り、
後を追うスーリヤが彼女を抱きしめると消滅するが、
翌朝には、天則(リタ)に従い、
方角を誤らず、再び美しい肌を現すとされる。
後世ではその重要性を失った。
ソーマ
ヴェーダなどのインド神話に登場する神々の飲料。
なんらかの植物の液汁と考えられるが、
植物学上の同定は困難である。
また、その植物を神格化したインドの神でもある。
ゾロアスター教の神酒ハオマと同起源。
飲み物のソーマは、
ヴェーダの祭祀で用いられる一種の興奮飲料であり、
原料の植物を指すこともある。
ゾロアスター教でも同じ飲料(ハオマ)を用いることから、起源は古い。
神々はこれを飲用して英気を養い、
詩人は天啓を得るために使った。
高揚感や幻覚作用を伴うが酒ではない。
ソーマは神々と人間に栄養と活力を与え、
寿命を延ばし、霊感をもたらす霊薬という。
『リグ・ヴェーダ』第9巻全体がソーマ讃歌であり、
その重要性が知られる。
ヒンドゥー教では月が神々の酒盃と見なされたために
ソーマは月の神とも考えられ、
ナヴァグラハの1柱である光と月の神チャンドラと同一視される。
その他の神については
ヴェーダ時代からの神々 その二で!!
2020年7月12日
昨日は叔母の7・7日法要と納骨だった。
法要への参列はこれが最後になると思う。
申し訳ないが叔母のことは忘れてしまうだろう!
10時~14時で納骨を終えて、
ハローズ三木店の開店セールに向かったが、
急に激しい雨が降りだしたので中止にした。
叔母のうれし涙か、最後の別れの涙か??
午前中は散歩に!
午後はハローズへ食材の買い出しに!!