蛤のふたみにわかれ行秋ぞ
 (はまぐりの ふたみにわかれ ゆくあきぞ)

  鑑賞: ハマグリの殻と身とを引き剥がすように、
       又再び悲しい別れの時が来たことだ。
       千住出発の折りの歌「行く春や鳥なき魚の目は泪」
       と対をなす。
       「ふたみ」は、「双身」とこれから行く「二見ヶ浦」にかけている。

  背景: 奥の細道(大垣大団円)
       露通が敦賀の港まで出迎えに来てくれて、
       美濃の国へと同行する。
       馬の背に乗せられて、大垣の庄に入れば、
       曾良は伊勢より来、越人も馬を飛ばせて、
       如行の家に集まっている。
       前川、荊口父子、その他親しい人々が日夜見舞ってくれて、
       まるで生き返った人に再会するかのように、喜んだり、
       労わってくれたり。
       旅の疲れはまだ残っているものの、九月六日、
       伊勢神宮遷宮に参ろうと、ふたたび舟に乗って詠む。


江戸旅立ち
元禄2年3月27日 明け方、採荼庵(さいとあん)より舟に乗って出立し、
千住大橋付近で船を下りて詠む。

大垣結び
8月21日頃、大垣に到着。門人たちが集い労わる。
9月6日 芭蕉は「伊勢の遷宮をおがまんと、また船に乗り」出発する。

芭蕉の奥の細道の紹介はこれで終了です。
4月1日 栃木県日光市  「あらたふと 青葉若葉の 日の光」

5月13日 藤原3代の跡を訪ねて
            「夏草や 兵(つはもの)どもが 夢のあと」
            「五月雨の 降り残してや 光堂」
5月27日 立石寺(山形県山寺)にて
                「閑さや岩にしみ入る蝉の声」
5月29日最上川の河港大石田での発句を改めたもの
                「五月雨を あつめて早し 最上川」
6月14日 酒田にて
                「暑き日を海にいれたり最上川」
7月4日 出雲崎(いずもざき)での句。
                「荒海や 佐渡によこたふ 天の河」

おくのほそ道』(おくのほそみち)は、元禄文化期に活躍した俳人松尾芭蕉による紀行文。
元禄15年(1702年)刊。日本の古典における紀行作品の代表的存在であり、
芭蕉の著作中で最も著名で
   「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」
という序文より始まる。

2015年9月23日
秋分
   二十四節気の第16。
   春分と同様に、秋分では昼と夜の長さがほぼ同じになる。
   『暦便覧』では「陰陽の中分なれば也」と説明している。
   しかし、実際には、昼の方が夜よりも長い。

「秋の日は釣瓶落とし」と言われるように、
今日を境に冬至まで日が短くなる。
秋の夜長を楽しむ・・・
私には無理(午後9時までには寝てる)なようです。
みなさんはどうでしょうか?