後徳大寺左大臣(81番)
   ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば
      ただ有明(ありあけ)の 月ぞ残れる
 
  ★現代語訳

       ホトトギスが鳴いた方を眺めやれば、ホトトギスの姿は見えず、
       ただ明け方の月が淡く空に残っているばかりだった。
 
  ★作者
       後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん。1139~1191)
       本名は藤原実定(ふじわらのさねただ)。
       百人一首の撰者、藤原定家のいとこでした。
 
       詩歌管弦に優れ、平安時代末期の平氏が栄えた
       時代に大臣の職にありました。
  ★鑑賞
       ホトトギスといえば3月から5月にかけて日本に渡ってくるので
       「夏を告げる鳥」として有名です。
       そのため「時鳥」などと呼ばれて愛され、
       文学的にも格調の高い景物として扱われています。
 
       特にホトトギスの第一声(初音)を聴くのは非常に典雅なことと
       されました。
       そこで山の鳥の中で朝一番に鳴くといわれるホトトギスの声を
       なんとか聴くために、夜を明かして待つこともよく行われたのです。

       しかもホトトギスはとても動くのが速く、こちらと思えばまたあちら、
       というように移動するそうです。
       後徳大寺左大臣が「すわ、ホトトギスの初音だ」と振り返った瞬間、
       もうホトトギスはそこにはいない、という印象もこの歌には込めら
       れているのです。
鳴いたので振り返ったら、もういなかった・・・という単純な歌ですが、
平安貴族の雅な遊びとホトトギスの習性を詠んだ、実に奥が深いのです。
 
2014年5月14日
息子も従姉の友人(女性)の結婚式に参加するため瀋陽に帰省した。
今夜の大連へ出張中の母親との食事を楽しみにしているようだ。
「何を食べるの」の質問に
「判らんけど、いっぱい・・・海鮮料理を・・・・」と嬉しそうだった。
 
帰国は19日、それまで一人だ・・・!
楽しもう・・・でもちょっと淋しいかなぁ!!