壬生忠岑(30番)
 
        有明の つれなく見えし 別れより
          暁(あかつき)ばかり 憂(う)きものはなし
 
  ★現代語訳

        有明の月は冷ややかでそっけなく見えた。
        相手の女にも冷く帰りをせかされた。
        その時から私には、夜明け前の暁ほど憂鬱で
        辛く感じる時はないのだ。
 
  ★作者
       壬生忠岑(みぶのただみね。生没年未詳)
     9世紀後半から10世紀前半ごろの人で、「古今集」の撰者の一人。
     三十六歌仙の一人でもあります。
     百人一首41番の作者、壬生忠見(みぶのただみ)の父親です。
 
  ★鑑賞
     この歌は、 「癒しの場を求めて得られなかった中年男の背中の歌」です。
 
     仕事でくたびれ果てて女性の家へ行ってみたら、
     もうあなたへの興味は薄れたのよ、他に優しい人ができたの、
     早いとこ帰ってといわんばかりの態度。
     未練がましい態度をとる自分が嫌になるし、袖にされて辛いことばかり。
     外へ出ると夜明けの月までそっぽを向いているようだった。
 
さしずめ現代のアラフォー世代の仕事と家庭に疲れた男に少し通じる感覚でしょうか?
この歌のような「しみじみとした実感」や「やるせなさ」・・・・ハードボイルドでしょう?
酒場で一人でバーボンウイスキーを飲んでる老人(私)・・・・。
 
去年の母の米寿祝いに14年ぶりに帰ってきた息子が、
バーボンが好きだと言っていましたが、まだ似合う歳ではないですなぁ!
 
2014年4月20日
二十四節季の穀雨(こくう)
  穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。
  『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。
 
散歩道の田畑も耕し、作付の準備が整いつつある。
これからいよいよ農家の方は忙しくなる。
 
今日は雨の予定だったが少しずれて雨はないようだ。
そのため、月・火は雨マークになっている。
火曜日はゴルフだと言うのに・・・・前倒しで今日から降ってほしいのだが!!