権中納言匡房(73番)
 
       高砂の 尾(を)の上(へ)の桜 咲きにけり
          外山(とやま)の霞(かすみ) たたずもあらなむ  
 
  ★現代語訳
 
       遠くにある高い山の、頂にある桜も美しく咲いたことだ。
       人里近くにある山の霞よ、どうか立たずにいてほしい。
       美しい桜がかすんでしまわないように。
 
       高砂(たかさご)とは、砂が高く積もることで、高山を意味します。
 
  ★作者
 
       権中納言匡房(ごんちゅうなごんまさふさ。1041~1111)
       本名・大江匡房(おおえまさふさ)で、大江匡衡(まさひら)と
       赤染衛門夫婦のひ孫です。
       平安時代を代表する学識者で、幼い頃から神童の呼び声高く、
       菅原道真と比較されました。
 
  ★鑑賞
  
         この歌は、内大臣・藤原師通の家で宴があった時に、 
      「遙かに山桜を望む」という題を与えられて詠んだ歌だということです。

       作者の大江匡房は、学者一族として有名な大江家に生まれた
       平安時代を代表する博識な人です。
       しかし、この一首は技巧をあまりこらさず、シンプルに
       「遙か遠くの美しい桜を眺める」幸福を詠んでいます。
 
春霞(黄砂)に少しもやったヤマザクラ、まさに今の季節を詠んだものですねぇ!
先日のゴルフの時の山桜を見て・・・こんな歌が思い浮かんだらよかったのですが、
その時は知りませんでした。
 
2014年4月11日
ガッツポーズの日
   1974年のこの日、ボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチで挑戦者ガッツ石松
   チャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスに対しKOで勝利した。
   その時のガッツ石松の姿を新聞記者が「ガッツポーズ」と表現したことから、
   この言葉が一般に知られるようになった。
 
今は誰でも”ガッツポーズ”をします。
ガッツ石松と言えば名言「OK牧場」がある。
  自身のホームページに記載されている由来によれば、自身の監督映画『カンバック』を
  制作するにあたり、映画『ララミー牧場』で知られ、自身の憧れの俳優でもあるロバート・フラー
  出演してもらうこととなり、撮影で(監督であるガッツにとって)フラーが最高の演技をしてくれた
  のに感激して、思わず口をついて出たのがこの言葉であったという。
  これ以降、何か良いことがあると「OK牧場」と言うようになったということである。
 
今日も良いことがあってガッツポーズしたいものです。