中納言朝忠(44番)
 
            逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに
           人をも身をも 恨みざらまし
 
 
   ★現代語訳
        もし逢うことが絶対にないのならば、かえってあの人のつれなさも、
        我が身の辛い運命も恨むことはしないのに。
          (そんなに滅多に逢えないなんて)
 
   ★作者
        中納言朝忠(ちゅうなごんあさただ。
        =藤原朝忠 ふじわあのあさただ 910~966)
        三条右大臣定方(さだかた)の5男で、従三位中納言にまで昇進した。
        笙(しょう)の名手だったという。
        「大和物語」などにあるが、恋愛遍歴が豊かで、百人一首に登場する
        右近も恋人の一人でした。
 
   ★鑑賞
        もしまったく逢えないでいれば、相手の冷たさに身もだえするような
        想いを感じなくて済むのに。
        内裏で一瞬見かけたり、通廊ですれ違ったり、少しだけ声を掛けてもらったり、
        それもちょっと話すだけで終わったり。
        この気持ちの辛さ、誰に伝えればいいのでしょう。
 
恋心、というのは複雑かつ不思議なもので、どんな美女が相手でも、
あまりにも熱心に言い寄ってくると醒めてしまう?
逆に滅多に逢えないだとか冷たく袖にされたりすると、熱く燃え上がる?
 
私も若いころ・・・・思い当ることがあったような無いような・・・・!
 
この作者は今で言うイケメンのプレイボーイでしょう。
今年24歳になる息子・・・・恋人もいないようで・・・・・。
 
この「恋のテクニック」、「恋のかけひき」を教えてやりたいですねぇ!
 
2014年3月11日
 三年前の今日[2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒]東日本大震災が発生した。
 
 丁度母の入所施設に面会に行った時にテレビ映像を見て、
 初めは現実に起きているとは思えなかった。
 
 まだまだ復興は進んでいない。
 
 ヤンキーズの田中選手が
  「日本にいてもアメリカにいても僕のやることは同じ、風化させないこと」
 と語っていた。
  「喉元過ぎれば熱さ忘れる」・・・は日本人の長所でもあり短所でもある。
  
世の中忘れなければならないことの方が多いが、忘れてはいけない事もある。