光孝天皇(15番)
君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ
我が衣手に 雪は降りつつ
★現代語訳
あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる私の着物の袖に、
雪がしきりに降りかかってくる。
★作者
光孝天皇(こうこうてんのう。830~887)
仁明(にんみょう)天皇の第3皇子で、陽成(ようぜい)天皇の後、藤原基経(もとつね)
に擁立されて即位しましたが、政治判断はすべて基経にまかせていました。
仁明(にんみょう)天皇の第3皇子で、陽成(ようぜい)天皇の後、藤原基経(もとつね)
に擁立されて即位しましたが、政治判断はすべて基経にまかせていました。
関白のはじまりです。
★鑑賞
あなたのために、まだ寒さの残る春の野原に出かけて、
食べると長生きできるという春の野草を摘みました。
摘んでいると、服の袖にしんしんと雪が降りかかってきましたよ。
光孝天皇がまだ時康親王だった若い頃、男性か女性か誰かは分からないけれど、
大切な人の長寿を願って春の野草を贈った時にそれに添えた歌です。
汚れを知らない純粋培養されたような心がそこには見えます。
光孝天皇は即位後、藤原基経に政治をまかせていたそうで、
光孝天皇は即位後、藤原基経に政治をまかせていたそうで、
腹黒さの必要な政治の世界は、この歌の作者向きではなかったようです。
若菜は、春の七草のように食べられたり薬にする野草の総称で新春にそれを食べると長生きする、
と信じられてきました。
正月7日の「七草粥」の行事もそこからきています。
七草粥の風習は、中国の「七種菜羹」からと考えられています。
六朝時代の中国の「荊楚歳時記」に「人日」(人を殺さない日)である旧暦1月7日に、
「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物)を食べて
無病を祈る習慣が記載されています。
個人的には女性、それもちょっと年上の病弱な美しい人のためだと思いますが・・・!
2014年2月27日
絆の日
2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーの間に「恋人同士の絆を深める日」を
設けようと、結婚カウンセラー等が制定した日。
絆の「ずな」→「づな」→「ツー・ナナ」→「27」の語呂あわせから、2月227日が選ばれた。
う~ん!・・・・・・ちょっと苦しい語呂あわせだけれど、素敵な日だ。
これから毎月27日を我が家の「絆の日」にしようと思う。
数日前からの春霞はどうやらPM2.5の影響だったようだ。
万葉の歌人が詠った春霞は黄砂だったが、現代歌人はPM2.5を詠むことになる。
あらためて地球環境を考えなくては・・・・・・・・!!