矛盾(むじゅん、矛楯)
 あることを一方では肯定し、同時に他方では否定するなど論理の辻褄(つじつま)が合わないこと。
 物事の筋道や道理が合わないこと。
 
由来
 『韓非子』の一篇「難」に基づく。
 「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、
 客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話から。
 もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。
 もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。
 したがって、どちらを肯定しても男の説明は辻褄が合わない。
 
「矛盾」は、韓非が儒家(孔子と孟子がその代表、ここでは孔子)批判のための
たとえ話の中で、「矛盾」という言葉を使ったもの。
 
儒家は伝説の時代の聖王の「(ぎょう)」と「(しゅん)」の政治を最高で理想だとし、
舜が悪きを改め、良い立派な行いをして人々を助けたから堯は舜に
禅譲(ぜその地位を血縁者でない有徳の人物に譲ること)したとした。
しかし、韓非によれば、堯が名君で民を良く治めていたとすれば、舜が悪きを改め、
良い立派な行いをして人々を助けるということはそもそも起こりえない。
 
一方が立派な人物だとすれば他方はそうではなくなってしまう。
したがって、両方の者が同じく最高の人物で、理想的な政治を行ったというのは話が合わず、
あり得ないという意味を込めて批判的に矛盾の喩え話をした。
 
いわば、この話には、韓非が儒家(徳治主義)の思想を批判し、
自説の法家(法治主義)の思想の正当性を主張しようという意図があったのである。
 
各党のマニュフェストは”矛盾”だらけ
有権者は騙されないようにしっかりチェックを・・・・!
自党こそ善とするなら他党がいう善と矛盾が発生し、両党は存在しない事にならないか?
 
2012年12月9日 
雨の予定がキャンセルされて天気は回復しそうだ。
寒そうな雲の切れ間から光が漏れだした。
 
起きてくるなり妻が、
「天気になって残念ねぇ」と、
あえて反論はしない。
 
「雑炊できとるぞ!」
「食べたら歩くよ」
あえて黙って答えない。 
 
まぁ、いつもの日曜の朝のやりとりである。