1903年5月22日
旧制一校の学生藤村操が日光の華厳滝において、傍らの木に「巌頭之感」(がんとうのかん)を書き残して自殺。
厭世観(えんせいかん・・・悲観主義)によるエリート学生の死は「立身出世」を美徳としてきた
当時の社会に大きな影響を与え、後を追う者が続出した。
警戒中の警察官に保護され未遂に終わった者が多かったものの、
藤村の死後4年間で同所で自殺を図った者は185名にのぼった(内既遂が40名)。
華厳の滝がいまだに自殺の名所として知られるのは、操の死ゆえである。
彼の死は、一高で彼のクラスの英語を担当していた夏目漱石やその同級生、
在学中の岩波茂雄の精神にも大きな打撃を与えた。
漱石は自殺直前の授業中、藤村に「君の英文学の考え方は間違っている」と叱っていた。
この事件は漱石が後年、うつ病となった一因とも言われる。
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日光華厳滝
自殺するにはそれなりの理由があると思うが、
多分、超超楽天家の私には考えられない事である。
阿南から高松に転勤した時の課長が私を呼んでの第一声は、
「なんでも私に相談して下さい」 だった。
後で知ったが前任者(同様に阿南から転勤した)がノイローゼになったようだ。
しばらく話して最後に課長が言ったのは、
「君は心配ないようだね」だった。
2012年5月22日
”東京スカイツリー(634m)”が本日オープンする。
私の高校の修学旅行が”東京タワー(333m)”だった。
もう修学旅行で東京タワーに行く学校は無いだろう。
我々の年代にとって、忘れられていくようでちょっと淋しい気がする。