私が中学入学の際に、両親が時計を買ってくれました。

このセイコーの時計は、故障もせずによく働いてくれました。

それ以降私の時計は、ほとんどセイコーです。

骨董市やフリマなどで、時に貴重なセイコーに遭遇することが有ります。

 

 

私が見つけたのは、壊れた「ファイブスポーツスピードタイマー」でした。

文字盤は珍しい黄金色です。

動かないのは勿論、インナーベゼルの数字が剥落し、デイト表示も切り替わらないものです。

裏蓋には「6139‐6000」と型番が有ります。

さて、この時計はどの様なものなのでしょう。

「6139-6000ファイブスポーツ」で調べると、出て来たのが「宇宙に行った初めての自動巻きクロノグラフ」です。

宇宙時計と言えば、「オメガ スピードマスター」が余りにも有名ですが・・・・・・

ただ、当時のオメガは手巻きで、セイコーは自動巻でした。

このことは、セイコーミュージアム銀座の記事で「宇宙を旅したクロノグラフ」として書かれています。

 

 

1973年11月16日NASAの宇宙飛行士ウイリアム・ポーグ氏が、サターンロケットに乗り込む際ポケットに入れていたのが、黄金色のキャリパー6139の「セイコーファイブスポーツスピードタイマー」でした。

空軍基地の売店で当時71ドルで求め、NASA公認時計が宇宙飛行士に支給されるまで愛用していたものです。

宇宙では右手首にNASAの公認時計、左手首にはセイコーを嵌め任務を行いました。

このセイコーのクロノグラフは、宇宙環境下で使用するスペックが無いにもかかわらず、無重力空間でもローターが動き、正確に時を刻んだとのことです。

 

左6139‐6000右6139‐6031

 

いかにもセイコーらしいエピソードです。

このクロノグラフは間違い無いガラクタですが、記念すべき時計であるのも間違いありません。

たとえ動かなくても、私は大切に保管するつもりです。