”まとも”ってなあに?
人は誰も、自分は”まとも”だと思っています、大方の人が。
なので、そんな”まとも”な人たちの集まりであるこの社会が、”まとも”でなくてはおかしいのですが、実際はかなり”まとも”からかけ離れています。
何を基準にしてるかというと、自分を基準にしているわけですから、その”まとも”である定義はかなり不確かです。
客観的に正確に判断できている人がどれだけいるか、怪しい限りです。
至極まともな人たちばっかりだと、かなりまともな世界になってもおかしくないのですが、残念。
つい昨日、”まとも”な映画を見ました。
”Lyle, Lyle, Crocodile ”です。子供向けのワニの映画です。
とても心温まる歌うワニの話しです。彼は言葉は話せないのですが、歌で会話することができます。このライルというワニを通して、カップルとその子供の男の子が変わっていくというお話し。
マジ”まとも”な映画で、感動しました。
今時はCGもすごく現実的で、CGだと思わせないくらいの画像で、ワニのライルの目の表情がとても可愛く感情豊かで、あんなに表現できるなんてすごいです。
ニューヨークが舞台で、懐かしい限りでした。
見ながら、住んでみないと分からない感情がありました。
まともかまともでないかは、やはり心で感じることができます。
”まとも”で普通の人よりもずっと先を行っている人からは、そのハンパない感性に自分の心の琴線が”ビーン”と響きます。
これまでの”まとも”でない世界が、”まとも”に変わっていっています。
”まとも”であることで浮いていたのが、今度は、”まともではない”方が浮いてきます。
日本人は不特定多数の中では、多数の中で変わりなくいることが”まとも”な感覚でしたが、そんな”まとも”な変な感覚は薄れていくでしょう。
ワニのライルが歌っているのを、Shawnが歌っていますが、彼の歌も感動的です。
”まとも”って素晴らしいです!