『あの農夫たちは、
自分たちのランプがささやかなテーブルだけを照らしていると思っている。
だが彼らから80キロ離れたところまでその灯りの呼びかけは届いている』
サン=テグジュペリ 星の言葉より
う~ん。で読んでて思い出しました。
たしかフーテンの寅さんが浅丘ルリ子扮するリリィ松岡に初めて出会ったときに
こんな事を語る。うろ覚えだけど。
『夜汽車に乗っててね ぼーっと外をながめていたりするとね
まーっくらな畑の真ん中に ぽつんと灯りが見えるんだ
そうすると思うんだ
あぁ あの灯りの下では家族がちゃぶ台を囲んで食事をしているんだろうなって』
誰かにほめられたいわけでもなく、ただ自分に納得して生きてる。
そんな人生に意味はあるのか?あるんだなぁ。きっと。
そんな世間のかたすみのちいさなちいさな出来事に何かをキャッチする夜が。
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