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仏教学者の玉城康四郎先生の80歳のときの新聞記事を取り寄せたのですが、
それには、こうあります。
『つい去年の暮れの事である。ふと気がついてみたら、求め心がぽとりと、抜け落ちていた。』
て、去年?!
仏教学者の先生が21歳の時から仏教を勉強し続けて、
60年ほどかかって何かがわかったらしい。
わしがわかるわけがない。
しかしね、80歳の先生がそう言ってくれたということは、前例があるわけだから、励みになりますよね。
ほんとうに道に迷った時には、いろいろな事を知っておくだけで道しるべになります。
そういう感じのことを老人介護施設で、ばあちゃんと話してても思いました。
千日回峰行。百日間単位で、8年間かけて修業するそうです。
わたし詳しくわかりませんので、ここらは書きません。しっかし、ごっつい修業みたい。
千日回峰行を満行された(終えられた)光永阿闍梨(あじゃり)。
「修業のときお金がかかるし、貯金した」とか、「月1万円で生活した」とか、
くだけたお話の仕方をしてくださるのは、とってもありがたいです。
この本から、ひとつ抜き出したいのはこういう部分。
仏教では、生・老・病・死の苦しみを四苦といいます。
年齢によって、四苦のうちでも若いうちは生苦しかないんです。
そうなのよ。そう。嬉しい。はっきり言ってくださってありがたい。
重い病気で苦しまれておられる方々もおられるでしょう。
障害を持っておられる方々もおられるでしょう。
そのような方々に仏教は何かしらの安らぎを与えてくれるのだと思います。
でも恥ずかしながらごめんなさい。わしには今のところ生苦しかないんです。
このことをはっきり語ってくださっていることがとっても嬉しい。
生苦だけでも充分苦しい。(笑)
ここのところを重点的に素人でもわかるように語ってくれる本が欲しい。
ほんと申し訳ないけど、『生かされているのです』と言われても「はあぁ?」
と思ってしまいます。
この生苦をどうしたらいいのか。
毎度言ってますが、仏教の中の深層心理学といわれるらしい『唯識』という学問が、
きっとそのヒントを教えてくれてると思ってます。しかしこれが、わし、わからん。
『唯識』をもっと素人にわかるように誰か書いてくれませんか。
で、わからないので勝手に考えてみます。
次の記事は個人的考えですのでご了承ください。
あなたは大人ですか、子どもですか つづく
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