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コメントありがとうございます。m(_ _ )m

また、読者登録もありがとうございます。


夕馬さんが洗濯きらいなことは、夕馬さんの読者さんならご存知なはず。

「わたしは洗濯が似合わないの」

今月はほとんどわしが洗濯したよ。

奥さん方には、当たり前の話で申し訳ないですけど、洗濯カゴに脱いだもの

入れるとき「ひっくり返せ!」っちゅう話です。

こういうこともやってみて初めてわかるんですな。


医者が末期がん患者になってわかったこと (中経の文庫 い 2-1)/岩田 隆信
¥580
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10年前本です。著者の岩田先生は脳外科の先生。

悪性脳腫瘍の最前線で活躍なさっておられたのですが、

自身に悪性脳腫瘍が発病。3回の手術の後、1998年12月に

他界されました。

もちろん実在される方々の話ですから、慎重に書きたいと思います。


岩田先生はご自身の専門分野ですから、MRIのフィルムを見ても

ある程度判断できるわけです。

そこに友人のお医者さんが来てくれてアドバイスをくれます。


「出世とか、仕事とか、大学人としての生き方はすっかり忘れて、

まず検査を受け、手術に踏み切るべきだ。生きることを考えるべきだ。

起こってしまったことは仕方がない。

なんといっても命が一番なんだから、他人に知られたくないのどうの

と言っている場合じゃないだろう。早くやれ」

と・・・・


このあとの岩田先生の思いが綴られている部分。ここに注目。


彼がそう言うのも、もっともなことでした。

もし、私自身が、同じような状況の患者を診ていたら、

有無を言わさず手術を勧めていたことは間違いありません。

しかし、当時の私は、心のどこかで、まだ高血圧のために

出血が起きたのではないだろうか、また腫瘍は良性なもの

なのではないだろうかなどと、自分をごまかしながら、

気休めに降圧剤を飲んでいたのです。


友人のお医者さんも一生懸命アドバイスしてくれたのです。

また、ご自身もわかっているのです。そして、以前の自分が

同じような患者さんを前にしたら、同じ事を言っていただろう。

しかし釈然としない。

わしは、この釈然としないという気持ちを大切にしたい。と思うのです。


でなんども言いますが、この次点で友人の先生は一生懸命アドバイス

してくださった。けれども岩田先生は釈然としなかった。

岩田先生は仕事に燃えていた。そのすべてを失うかもしれない。

無念だったと思います。


他にも貴重な記述がたくさんあります。


放射線科のDr.の診察を受ける。放射線科Dr.でありながら、

通院というものが、いかにたいへんかわかっていない。


岩田先生の2年間の闘病記。岩田先生が本を出されたというのは、

命をかけて伝えたい何かがあったのだと思います。

ほかにも是非抜き出してみたいですね。

かみしめてみたいです。

で、ロゴセラピーの最前線の先生方は、このような現場で患者さんに

”生きる意味”を感じてもらおうと日夜努力されているわけです。

ロゴセラピーのとんでもない難しさ、素晴らしさ感じてもらえるでしょうか。


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