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コメントありがとうございます!

笑ってしまいましたー。ありそう!macさん、すみません(;^_^A


生きがいについて (神谷美恵子コレクション)/神谷 美恵子
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今日は100%わたしの勝手な感想です。

神谷美恵子さんは、ハンセン病の治療に愛をそそがれた精神科医です。

神谷美恵子さんの『生きがいについて』には『変革体験』という言葉が

出てきます。これは『思考の転換』『パラダイム転換』等と同じ事を指しています。

今日は『変革体験』という言葉で統一して書いていきます。

神谷美恵子さんは、ハンセン病患者の中の多くの方が『将来に希望を見出せない』

と語る中、ハンセン病患者であっても、とても心豊かに生きていらっしゃる方々が

おられることに気付いたわけです。

同じハンセン病患者の方なのに、その方たちはどうして心豊かに

生きていらっしゃるのか?

それがきっと心の中で『変革体験』が起こった方であるか、

もしかしたら若い頃すでに『変革体験』をされていた方になるわけです。

その方々は「わたしにできる何かをやろう」と、詩をかいたり、絵をかいたり

『自分が生かされている』という事をはっきりと自覚していたんですね。



この本には『変革体験』のことが数ページにわたって書かれています。

ただ、この本の記述は、読む側にとってはちょっと混乱してしまうと思ってます。

どうして混乱してしまうか?

『変革体験』には、その大きさや種類がさまざまにあるのですが、

そのさまざまな『変革体験』が整理されずに書かれています。

『変革体験』はさまざまな人にいつでも起こる可能性があるんですね。たぶん。

たとえば神様を信じる人にも信じない人にもどちらにも起こります。

神様を信じる人の変革体験は、「なんかすごい光を見たー」なんてのだったり、

状況によっては、神様を信じない人からみれば、嫌悪感を感じるようなものが

あるのです。ちょっと超常現象と勘違いされる可能性がありそうなんですね。

『変革体験』は超常現象ではありません。意識の転換、思考の転換です。




と、思ってるんですが、どーなんでしょう。もっときっちり勉強したいと思ってます。

やはり今のところ仏教の唯識(ゆいしき)という学問を勉強するしかないなー。

と思ってます。しっかしほんと仏教の本って、わたしたち素人にわかりやすく

書いてくれてる本って、ほんと無いんですよね。

難しい仏教の本はたぶん知りたい事が書いてあるんだけど読めないヽ(;´Д`)ノ

で、そこらの本屋においてある仏教の本は、『無になれ』とか『死は怖くない』

とか、ぶっとんだことしか書いてない。

『空』(くう)の境地は言葉ではわからなくもないけど、途中経過が書いてある

本なんてまったくないじゃん。

死を前にされた方の癒しや、お年寄りの方には、よくわかる話かもしれないけど、

若い人や、働き盛りの私たちの悩みに明快に答えてくれる仏教の本は

皆無ですね。あれだけの歴史ある仏教の教えがまったく生かされてない

のは、ほんと残念なことだと思います。

お、えらい最後は愚痴書いてるなー。だから言ったでしょ。

今日はほんと100%わたしの勝手な感想です。




昨日のボランティアの話に繋がるのですが、神谷美恵子さんは

『ハンセン病を治してあげる』のではなく、

『ハンセン病の方々から何かを学ばせていただいてる』

という気持ちを常に持っておられたように感じます。




神谷美恵子さんは、ハンセン病の方々と出会って『変革体験』されたのではなく、

大病を患われている時に変革体験されたそうです。

その変革体験は『死を受け入れる』という一番大きな『変革体験』です。

マザーテレサもたぶんそうであろうし、大原紫苑さんもたぶんそうであろう

と思いますが、理屈抜きに愛情溢れる方々です。

『隣人を愛す』、そして『すべてを許す』ことが普通にできる方々なんですね。

これは自分中心主義のわたしには、理解できない悟りなんです。

大きさが違うというより次元が違うのです。

と、思ってるんですが、わかんないんだからしょうがないですね。


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