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- 死にゆく者からの言葉 (文春文庫)/鈴木 秀子
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コメントありがとうございます。また、読者登録もありがとうございました。
読んでくださってとても嬉しいです。
皆さんが読んで何かを感じてくださる事で、わたし自身救われています。
この気持ちが伝わるといいな。と思いながら毎日ブログを書いています。
コメントいただいてるので、もう少し書きます。
大原紫苑さんのところに相談者が訪れます。
相談に来る人がいて、紫苑さんは相談を受ける人です。
『相談を受ける人』というのは、まるで先生のように感じます。
普通で考えたら、大原紫苑さんが立場が上という印象を持ちます。
大原紫苑さんは、すでにそのような次元(気持ちの上で)にはいません。
相手に教えてあげるというような態度で相談者の話を聞いていては、
”判断や批判は一切なく”相手の話を聞くことはとても難しいことです。
大原紫苑さんはわたしの想像ですが、目の前の人とわたしがひとつ
であることを自覚してらっしゃるのだ。とわたしは考えています。
のほほんと生きていては想像もつかないような苦しみを乗り越えて
みえたのではないか?そう思います。
大原紫苑さんは、自分の利益がどーのとかそのような次元の感覚
ではない。ということだと思います。
わたしが、このブログで書いてるのは、”自利”の世界です。
自分の利益をしっかり考える世界です。
しかし自利の世界でも紫苑さんの感覚は理解することはできます。
相談者の話を”判断や批判は一切なく”聞いているうちに、
瞬間に、『教えている』という気持ちから、『教えられている』という
気持ちに変わるのです。これは、言葉では表せません。
これが、思考の転換、意識の転回、コペルニクス的転回、
パラダイム転換、言葉はたくさん本に出てきますが、すべて同じ事
を言っています。
『教えてもらっている』のであれば、相談者の話を聞いていても
疲れないのです。自分が教えてもらっているのですから。
自分が賢くなっていくわけですから。
これが、『もっと楽に生きられる方法』のような題名で書かれている
類の本のもっとも伝えたい部分です。
どんなに嫌な事があったり、嫌いな人と出会ったり、辛いことが
あっても、教えられているのだという実感があれば、辛くない。
もっと大げさにいえば幸せを感じられるのです。
知識を整理して、それに基づいて行動してみてください。
人間関係の『思考の転換』は失敗を重ねながらの実体験でしか、
体感することができません。
必ず、至福の時が訪れます。
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