■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
- 死にゆく者からの言葉 (文春文庫)/鈴木 秀子
- ¥500
- Amazon.co.jp
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
コメントありがとうございますネ。
前回書いたように書きたい事山盛りなので、一番書きたい事、先に
書いちゃいます。
薬の良さは苦しんだ人にしかわかりません。
今、現実に苦しい悩みがある人に送ります。
『人の話を聞く』という事を考えてください。
人の話を聞くと疲れますか?
「疲れないよ~!」という人にはもうひとつ質問。
「親の話を文句もいわず聞く事ができますか?そしてその時は疲れませんか?」
大原紫苑さんはたぶん、たぶんですよ。お会いした事もないですから。
どんな方の悩みを聞いていても疲れない。それはオーバーにしても
とても心地よい疲れなんだと思います。
『人の話を聞く』という事は、普通、疲れる事なんだと思います。
それもとくに『まがままな意見』ばっかり言うような人の話なんか、ほんとに
嫌になってきます。
だから『わがままな意見』を言うような人のまわりからは、みんな離れていきます。
ま、離れないにしても適当に聞いています。
大原紫苑さんは、そのような方の話でもじっと耳を傾けて聞いてらっしゃる。
大原紫苑さんは、「十年、信頼し続ければ、その人はきっとよくなります」
とおっしゃっています。
十年!!そんなことできませんよね。普通。
思考の転換とは、たとえばこのように『人の話を聞く』という普通で考えたら
疲れる事が、自分の喜びとして体感できることなのです。
重要なのは『体感』できることです。『思考』ではありません。
ここに落とし穴があります。人の話を聞いて、「あーいい事をした」と
気持ちよくなっているのは、そこに『思考』が入っていますので、思考の転換を
していません。
この偽の気持ちのチェックポイントが、自分の嫌いな人の話をだまって
聞いていても喜びとして、体感できるかどうかです。
だから、たとえば親の話を黙って聞けるかどうか?もチェックポイントです。
自分が好きな人の話を聞いてあげて、「あーいい事をしたー」
というのは、自己満足でしかありません。
あほなワンマン社長の話をだまって聞いてて疲れないのもチェックポイントです。
そしてここにも落とし穴があります。男の人が陥りやすい罠。
ニヒリズムというのがあります。”世の中すべては無”って考えです。
「あーこんなあほ社長にたて突いたってしょうがねえや」
「こういうばかがいるのが世の中っちゅうもんなんだ」という考えです。
これも『思考』で処理していますので、思考の転換は起こっていません。
「そんなことわかってるけど、できるわけないよー」ってね。
そう。わたしもねー感覚を感じてるだけで、今日はできてないなー
とか思うんですけどね。でも感覚をつかむだけで人生変わりますよ。
素晴らしい方の実例もうひとつ聞いてくださいー。西鉄バスジャック事件で
顔を切りつけられた山口さんの生き方です。→過去記事
わたし山口さんの生き方にはほんと感動してしまいました。
山口さんや大原紫苑さんは、自分への試練を我慢しているわけでは
ありません。生きる意味として受け取っているわけですね。
もちろんそこに至るまでにとてもとても苦しまれたのだと思います。
思考の転換は、もう逃げられない、もうどうしようもない苦しい状況
の時に、『ぽっ』と現れます。
これは僕の個人的な考えですが、人生の『ランナーズ・ハイ』
のような感覚がわかりやすいのではないかと考えています。
走っていて、ほんとにほんとに苦しい時に「ぽっ」となんか幸せな気分になる。
すると次からは、走る事が喜びになる。
で、やり方ですがとにかく、嫌いな人の話を傾聴してみてください。
嫌になりますよ(笑)失敗もいっぱい起こります。
勘違いされてつきまとわれちゃったり(笑)
いつ起こるかわかりませんが、相手の変化に気付く時があります。
それは驚くような変化です。
そしてじわじわとこころから喜びが湧いてきますよ!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□