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石井好子さん (歌手)   の話



石井さんは歌手であるのに一時期、音楽事務所を開いていたそうです。


多い時は、100人が所属していて、いろいろな事件もあり、心痛で


夜も寝られぬ日が続いたこともあるそうです。


その頃、一人の宗教家と出会ったそうです。その方は



「あなたは、”悩み”という一つのコップをしっかりとにぎりしめて


生きている。歌っているときも、本を読んでいる時も、


車に乗っているときも、寝ているときさえそれを放さない。


だから不自由で良い歌も歌えないし、本もしっかり読めない。


コップを持っていては眠る事もできないでしょう。一度そのコップを


どこかに置いてみたらどうですか」



と言われたそうです。


目が覚める思いがして、心にゆとりを持つことができたそうです。


「苦しみ」「悲しみ」「心の痛み」を持った方も、ある時は思い切って


そのコップを手から放してみて下さい。


とおっしゃってみえました。