ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誰もが涙した、認知症母殺害事件の判決がありました。執行猶予が
ついてほっとしましたね。桂川は僕の仕事しているここから、すぐ近く
なので、気にしていました。テレビで言っているこの事件の問題は、行政
の対応でしたね。「失業手当が出ているから生活保護はもらえない。」
それはわかるのですが、「失業手当が切れたら又来てください。」
という、相手の立場に立った一言がなかった。
これが問題だといわれています。
この手のニュースがあると、胸が締め付けられます。自分の事を
言われているような気がするからです。自分が伏見の保健所で
働いていたら同じことをしただろうと思うからです。
コミニュケーション術は心得ているけど、心の無い対応。
挨拶はきっちりできるけど、相手の事などなにも考えていない。
コミニュケーション方法は知っているけど、コミニュケーションは
とれていない。
逆に自分勝手を隠すためのコミニュケーション能力とさえ思えて
きます。
お茶やお花を習って”しきたり”は覚えても、そこに込められている
相手を思う心がわかっていなくても一部の人は免許がとれてしまうような・・・
心ありきで出来上がったマニュアルが、マニュアルのみで広がって
いる。僕もそれをおかしいと思ったことは一度もありませんでした。
このことに本人が気付くには、追い込まれて悩みそのことに
自ら気付くしか方法は無いのでしょうか。
このニュースのコメントで、「完璧な介護者が一番危ない。人に
協力を求めにくい人かもしれないから・・・」といっていたのが
とても心に残りました。ほんとに心あるやさしい人がピンポイント
で攻撃されているような気がしました。