0610

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「心はなぜ苦しむのか」を教えていただいて読みました。


岸田秀さんはたくさんの方が読んで居られると思いますが、一応


あらすじを書きますと、この本は岸田秀さんに一編集者がインタビュー


する形の対話形式で神経症がテーマです。


岸田さんも編集者も神経症であり、とくに岸田さんは鬱症状も出る。


岸田さんは大学でフロイト理論を教えており、編集者は生徒でもないのに


そのゼミに十数年通ったという事で、岸田さんはもちろん編集者の方も


心理学・精神分析にそうとうの知識をお持ちです。


随所でとても勉強になる部分をメモにとりましたが、今回は一箇所だけ


取り上げて僕のブログのテーマでもある”親”についてです。


岸田さんは自分が神経症になった原因は自分の母親だと言う。


編集者も間接的ではあるが自分が神経症になったのは自分の


母親が原因ではないかと言う。


ただ二人の決定的な違いは母親をけっして許す事はないだろう岸田さんと


母親を受け入れようとしている編集者の違い。それは永遠に平行線


のようです。


もう一冊岸田さんの本を読んでいるのですが、「自我の行方」です。


こちらは岸田さんとキリスト教に詳しい八木さんという方の対談です。


こちらも総論は・ん・た・い 各論さ・ん・せ・いという感じになっており


母親の事になると岸田さんはけっして母親を許せないと言います。


岸田さんの本にはその母親を許さない気持ちが随所に出ており、


僕はそれがとても寂しいです。もちろん知識は僕にとって雲の上


の人だし、岸田さんの母親にも会った事はないし、それをこういうのは


失礼なんでしょうが”許せない”という言葉の響きはどうしようもなく


寂しい響きです。


最近多い児童殺害事件。突然自分の子どもを殺されたら、許せる


わけがありません。残された親にとってその気持ちは死ぬまで


続きます。それは僕らには想像もできない空しさだと思います。


そういう人たちに”許す”なんて事を持ち出しても はったおされます。


「心はなぜ苦しむのか」から一箇所岸田さんの言葉を抜き出します。



・・・母を許すといっても、たとえば彼女が誤りを認めて僕に謝ったという


ことでもあれば許す気にもなれますけど、そういうことはいっさいないわけ


だしね。彼女は僕を傷つけたなんて全然思ってないどころか、僕のために


いいことをいっぱいしたつもりだったと思うので、なおさら許す気になれま


せん。・・・・



「世の中のトラブルのそのほとんどは相手の立場に立って物事を


考えない人々によって引き起こされる」


アルフレッド・アドラーの言葉ですが、これが僕は浮かんできます。


現在進行で起こっている重大事件の数々。被害者が”許す”なんて


ありえない話なんですが、その被害者の人々の一生続く空しさを


少しでも解消する為の”許す”でもなく”理解する”でもない何か


新しい言葉が必要なんじゃないかなと思うのです。



つまんない話ですみません。でもこれ僕にとっても一生のテーマ


なのです。


0610


甘えたのももちん。僕から離れませんが、


この白い毛が服につきまくるのです。


ころころローラーで毛をとってから出かける


のですが、ころころローラーはすぐ紙が無く


なってしまいます。ころころローラーは


ディスカウントショップで買ってもけっこう


高いのです。


0610


0610


メインクーンの水の飲み方又撮影成功


でも明るい時なかなか撮れません。


0610


うちの”ゆきちん”と”ひま助くん”の定番の

位置関係。


0610


あきちゃん一枚だけ。おはよー。