060210


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加藤諦三さんの”アメリカインディアンの教え"です。お読みになった方


も多いと思いますが、かなり前の本なので忘れている事も多いと思い


ます。当時この話の部分を読んでもなんとも思いませんでした。


「そんな事わかってるよ」という感じでした。でもまったくわかって


いませんでした。皆さんにはたいした事ない話かもしれませんが、


僕は華やかなブロードウェイ(行った事ない)が目に浮かび、


哀しくなります。という事で全文抜き出します。


・・・・街には、クリスマスソングが流れ、ウィンドゥは豪華に飾りつけられ


て、サンタクロースが街角で踊る。店頭には玩具もたくさん並べられ


ていて、5歳の男の子は眼を輝かせて喜ぶに違いないと母親は思った。


ところが案に相違して息子は母親のコートにすがりつき、しくしくと


泣き出した。


「どうしたの。泣いてばかりいるとサンタさんは来てくれませんよ」


「あら、靴のひもがほどけていたのね」


母親は、歩道にひざまずいて、息子の靴のひもを結び直してやり


ながら、何気なく眼を上げた。


何も無いのだ。


美しいイルミネーションも、ショーウィンドゥも、プレゼントも、楽しい


テーブルの飾りつけも。何もかも高すぎて見えない。


眼に入ってくるのは、太い足とヒップが、押し合い、突き当たりながら


過ぎていく通路だけだった・・・・




自らひざまずいて子どもとゆっくり語り合う時間を持ちたいものです。


今の時代、ひざまずくふりだけのマニュアルやHOWTO本が氾濫


しています。僕もそういう本を売っているんですが・・・


この母親はこのとき大きな”気付き”を得ました。得たと思います。


でもこの親子のこの先違うパターンを考えてみました。



「どうしたの。泣いてばかりいるとサンタさんは来てくれませんよ」


「あら、靴のひもがほどけていたのね」


「ありがとうお母さん、楽しいよ」


「よかった!また来ようね」


・・・・・・・


二人の間に緊張感がみなぎっています。お互いが被害者意識を


持って生きていくのかもしれません。この母親は一生懸命子ども


の事を思っているのです。いるつもりなのです。でもその心の奥


には「りっぱに子どもを育てていると思われたい」というエゴが


潜んでいるかもしれません。


たった靴ひもがほどけたという小さな事でも大きな”気付き”に


なる事もあります。そのまま済んでしまう事もあります。


偉い坊さんが「すべてに感謝」なんて言うと、僕なんか


「はい~、はい~、」という感じでしたが、この歳になるとわかる


気がします。毎日のなにげない事の中に”気付き”のチャンス


はいくらでもある。家族が幸せになるチャンスは毎日ある。


ただただ自分がひざまずいてよく見ようとしないだけ。


そんな風に思います。



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mkしゃん撮影 mkしゃんUPしたよ!


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人楽パパ撮影


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今日のあきちゃん


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仕事場から見ると


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こんな感じ


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ファンになってもらってごきげんのゆきちん


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明日は名古屋スピコンへ行ってきます。

携帯から投稿初挑戦ですっ。