フリーランスや副業Webライターの仕事は、クラウドソーシングサイトで獲得するイメージをもたれがちです。
しかし実際は、クラウドソーシングサイトに掲載されていない、高額案件に巡り会えるさまざまな方法があります。
その手段の1つとなるのがX(旧Twitter)です。
私自身、仕事用のXのアカウントを作成してから、1ヵ月以内に2件もお仕事の話がDM(ダイレクトメッセージ)に届きました。
Webライターとして活躍の場を広げていくために、なぜXの運用がいいのか、どのように活用すればいいのかをお伝えしていきます。
WebライターがX(旧Twitter)を使うべき具体的な理由
Xを使うことで受けられる恩恵は次の通りです。
Xが名刺代わりになる
クラウドソーシングサイトも含め、ネット上で仕事を獲得するときにリンクを貼るだけで自己紹介代わりになります。
Xのプロフィールページに書ける自己紹介文は160文字の字数制限があるため、シンプルでわかりやすい文章にする必要があります。
160文字と聞くと、情報量が少なく感じますよね・・・
しかしXのプロフィールページの情報は、自己紹介だけではありません。
【Xのプロフィールページで情報を盛り込める箇所】
▶ 名前
@のあとに何をしている人かコンパクトに表現します。
▶ Webサイトへのリンク
自分のブログリンクなどを貼れます。
▶ 場所
この欄はリンクの左横に表示されます。本来は所在地を記載するのですが、リンク先の内容を記す使い方ができます。
例えば、YouTubeチャンネルのリンクを貼った場合、場所の欄は「YouTubeチャンネル→」のように使えます。
▶ 丸いアイコン
自分のトレードマークになります。
▶ バナー
バナー画像に文字を入れて、自分のX運用の目的や大事にしていること、何をしている人かなど、写真やイラストを使いながら端的に表現できます。
このように、Xのプロフィール欄は手短に自分をPRするには格好のページなのです。
Webライターの仕事を獲得できる
Xを使ってライターを探している企業や個人の方がおられ、ライター募集と書いてツイートされていることがあります。
つまり、Xは仕事を依頼したい人とつながれるプラットフォームになり得るのです。
注意していただきたいのは、Xアカウントが動いてない方やプロフィール欄が整えられていないと、募集に対してDMを送っても自分をPRしにくいことです。
Xで仕事を探したい方は、定期的にツイートをして運用しておきましょう。
他のWebライターの活動やテクニックを知れる
XではたくさんのWebライターの方がアカウントを運用しています。
中には、自分の知識をアウトプットしている方、仕事の状況や日々の学習や活動状況を発信している方も多いです。
1人で作業をしていると、他のライターの方はどのように仕事をしているのか知れる機会がないので、Xが参考になるときもあります。
リプライ(返信)などのやり取りから、他のライターさんと交流が生まれることもありますよ。
Xでの発信がアウトプットになる
Xでの発信はアウトプットになり、スキルアップにつながります。
しかし、最初は運用の必要性を感じにくいので、Xの運用によってスキルアップしたと最初に感じられるまで、おそらく半年くらいかかります。
それでも継続することによって、以下のようなスキルアップを図ることができます。
- 1投稿140文字以内(無料版)に推敲することで、表現力UP
- 日頃から発信のためにネタづくりの意識がつく
- 発信するために、学んだことを自分の頭で整理する機会になる
投稿を通して、普段自分がなんとなく考えていることや、なんとなく理解していたことをみんなに伝わるように言語化する力はWebライターの武器になります。
Xから収益アップへのつなげ方
Xを運用していく上でこれからお伝えすることを実践できれば、収入につなげやすくなります。
Xを運用する上でマストではありませんが、仕事獲得の難易度を下げられる方法です。
ブログを拡散させる
所有しているブログを更新したらXでシェアするとよいでしょう。
ブログの外部リンク対策として、流入にSNSの活用が当たり前になっています。
フォロワー数を増やして権威性をつける
フォロワー数が多いことは、次のことを証明しています。
- X運用ができる
- Xを継続している
- 見てくれている人が多い
- 支持される発信や有益な発信をしている
つまり、フォロワー数が多いとそれだけで人から「すごい」と思われやすくなります。
フォロワー数はオファーや採用時の指標となり得ます。
更新したブログをシェアしたときに、フォロワーが多い方がクリック数も伸びやすいですね。
ライター案件を探す
XでWebライターを募集しているアカウントをピンポイントで見つけられます。
X検索で「Webライター」と検索、もしくはXハッシュタグ検索で「#Webライター」や「#Webライター募集」と検索すると簡単に探せますよ。
DMでお仕事依頼がくることも
日頃Webライターとしてツイートを発信したり、プロフィール欄やアカウント名でWebライターとわかるように整えておくことで、募集している側からアプローチしてくださることがあります。
さらに、日頃から他の方のツイートに「いいね」や「リプライ」をして運用することで、自分のアカウントのインプレッション(表示される回数)が増えて、見つけてもらいやすくなります。
X運用の注意点
Xを運用する上では、周囲からの評判を下げないように注意する必要があります。
Webライターたるもの、自分自身の発言や文章には責任をもっていきましょう。
投稿する内容には気をつける
他人に不快な気持ちを与えやすいツイートは避けましょう。
具体的には
- ネガティブな内容
- 他人の悪口
- 政治や宗教に関する言及
これをお読みになっている方は該当しないと思うのですが、ヘイト行為や暴力的発言はしないように、Xの公式ルールでも説明があるので、リンクを載せておきますね。
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-rules
良い影響を与え合える使い方をしていきましょう。
リプ(返信)のやり取りも見られるかもしれない
リプのやり取りは誰でも見ることができますので、仕事用のアカウントなのに内輪だけで盛り上がるような使い方は御法度です。
また、返信方法によってはフォロワーさんのタイムラインに流れてしまうことがあるので、興ざめするようなやり取りがないように注意しましょう。
リプライは、吹き出しマークから行うとフォロワーさんのタイムラインに流れます。
一方、「返信をポスト」と書いてある枠内からリプライするとフォロワーさんのタイムラインに流れない仕様になっています。
時間をかけ過ぎない
XのようなSNSは情報が無限に表示されるので、夢中になり気がついたら1時間も2時間も時間が経ってしまう可能性があります。
最初は作業に慣れず、投稿の作成や返信などに時間がかかってしまうことも・・・。
そこで、1日の中でXをする時間を決める、すきま時間に投稿を作成してしまうといった工夫をして、Webライターの活動時間に支障を来さないようにしましょう。
まとめ|WebライターとX(旧Twitter)は好相性
Xは個人利用だけでなくビジネス利用者も多いため、丁寧に運用すれば仕事獲得のチャンスが期待できる環境です。
- プロフィールページや普段のツイートが自己PRになる
- XではWebライターの仕事のオファーや募集がある
- ブログの外部リンク対策になる
不特定多数の見られていることを念頭に置き、自分やまわりの方々にとってプラスとなる運用を心がけていけば、Xは仕事獲得の後押しとなっていきます。