文章は文字が作り出すものですが、それは表面上のお話。
意義のある文章は、思いつきの言葉を並べただけでなく「土台」があり、完成度の高い文章は土台が考えられています。
文章の土台とは具体的に何のことか、どのように築くのかを説明します。
文章の質は土台が大切
文章には4つの土台があります。
- 伝えたいこと(要点)
- 情報
- 論理性(構成)
- 文章表現
同じ文字で綴られた文章でも土台が築かれているかどうかで、明らかに文章の質に違いが出ます。
大した情報量でないのに文字数が多い”見てくれ”だけの文章は、読み手をがっかりさせます。
一方、1文1文にしっかり情報の詰まった文章は、読み手に意義を感じさせるのです。
文章の差を生む4つの土台には、構築する順序があります。
文章の土台を築く順序
文章の土台は「伝えたいこと→情報→論理性→文章表現」の順に築かれます。
「伝えたいこと」を元に「情報」を集め、情報を元に「論理性」が築かれ、すべてがそろって「文章表現」が意味を成すため、文章を作成する際はこの順序で作らなければなりません。
さらに、どれか1つでも欠けると意味を成さなくなるので、相互作用が働いています。
4つの土台の役割
土台がどのような相互作用をもたらしているのか、役割を説明します。
伝えたいこと
「伝えたいこと」を定めると、集める情報に統一性が生まれます。
定まっていないと、話題があちこちに飛びやすくなり、読み手は「結局、何が言いたかったのか?」と疑問を残してしまいます。
また、文章を論理的に構成するうえでの終着点になります。
情報
要点を伝えるための情報をそろえて初めて、論理的な文章の展開が可能となります。
伝えたいことがあっても、具体的な情報や根拠が提示されていなければ信憑性に欠け、曖昧な内容になってしまいます。
読み手が理解し納得できる文章にするためには、要点へ導ける情報が必要です。
論理性
要点を定めて十分な情報を集めたとしても、情報を整理して論理的に説明ができなければ、理解されにくい文章になります。
論理性を欠くと、何を説明しているのかわかりにくくなり、結果的に要点が伝わりません。
文章表現
文章にして初めて伝える手段となり、文章表現によって読み手に与える印象が変わります。
誤解を与えず情報を正確に伝えるための言葉選び、不快感を与えない言葉運びで気持ち良く読み進めてもらえるのです。
しかし、文章表現だけ磨いても「伝えたいこと」「情報」「論理性」が欠かれていたら、意味の持たない文章になってしまいます。
まとめ
文章の質は4つの土台が次の順序で築かれています。
【文章の質】
- 伝えたいこと(要点)
- 情報
- 論理性(構成)
- 文章表現
質の高い文章を築く際に、この順序は変えられません。
さらには相互作用が働いており、1つでも欠如すると意味を成しません。
読み手にとって文字数に合った情報量と有益さを感じられる文章を目指しましょう。




