今日はほぼ1日外出。1つのケース対応について。

ただ、この対応は非常に良いことなので自分としてはホッとしています。

 

今日対応したのは、計画相談支援の移管。

今までは自分が担当する自治体で生活をしていたので自分が担当していたけど、今は離れた場所のグループホームに入居して生活しており、公私共に落ち着いた様子が確認できていたため、ご本人が住んでいる地域の相談支援事業所に担当を移管することとなり、今日無事に移管をしてきました。

 

ご本人との出会いは、2年前ごろのこと。

支援依頼はご本人ではなく、当時利用していた就労移行支援事業所から。事業所の担当者から支援サポートの相談と依頼を受け、自分が関わり始めました。

 

関わり始めた当初、ご本人は多くの不安を抱えていたと思います。

その影響で対人面においてのストレスはとても大きく、一時期就労移行支援に通所できない状況もありました。ただその時でも事業所の担当者の方が丁寧に対応してくださり、無事就労につながりました。

 

自分は何をしたかというと、丁寧な傾聴を基本とした支援。

最初はまだ自分との関係ができていなかったので事業所の担当者の方と一緒に話を聞きながら、モニタリングをしてきました。また障害年金の受給にあたってご本人でうまくいかなかった経験があったことから、一緒に同行して申請についての手順の確認を行い、具体的に助言をして結果、無事に障害年金の受給につながりました。

 

またグループホームの入居にあたっては、一緒に見学にもいきました。

ただその頃には自分の前ではしっかりと自分の気持ちを話してもらえるようになり、見学時に自分も一緒に話を聞きながら「あぁ、ここは行きたくないだろうなぁ・・・」と思い、見学に確認したら「嫌です」と言ってくれたのは自分としても安心できる意思表明でした。

 

その後就労した当初も色々とありましたが、就労移行支援事業所がそのまま就労定着支援として継続したこともあり、現在は就労環境も改善され、ご本人も満足しながら就労を継続されています。そんな状態が確認できたこともあり、ご本人に相談支援の移管を相談したところ希望されたため、今回の移管となりました。

 

移管にあたっては、移管先をご本人と一緒に考えました。

最初は自分だけでも情報を持っていないため、研修で一緒になった相談支援専門員の方から情報を集めるなどして事業所を選択し、ご本人も情報提供をした上で移管先を決めました。で、今日は自分も一緒に移管先の事業所の担当者とお会いしケースの移管と契約の立ち会いをして、無事移管が終了しました。ご本人からも感想などを聞いたところ、安心できそうな人とのことで、まずは安心しました。

 

「移管」と書いていますが、平たく言えば自分の計画相談支援は終了です。

計画相談支援が終了するケースは色々とあります。ただ、ポジティブに終わるケースってそんなに多くないんですよね。最近だとご本人がお亡くなりになって終了したり「もう支援は受けたくない」と言って関係が悪化して終了するなど、ネガティブな内容で終わることの方が多いのが実情です。でも今回のケースは生活が安定し、次のステップのために計画相談を引き継いていただいた内容なので、すごく前向きな終了なんですよね。

 

何よりそれを実感したのは、ご本人が話せる人として挙げた人。

これまでは支援をしている人が相談や話をする比率が多かったのですが、今日改めてご本人に聞いたところ「職場の同僚」とのこと。ウン、一番いいことです。支援者である必要はなく、むしろ同じ関係性の中で話せるのはとても大事なことだと思います。この答えで就労も生活も落ち着いていると判断できます。

 

就労の安定が良いこととは言い切りませんが、大事なのは自己実現ですよね。

この方も色々と大変な状況にありながら、支援者のサポートを受けながらご自身でも努力をされながら、ご自身が目指すべきものに向かって進み、それを手に入れることで自己実現を果たしたのだと思います。ポジティブに終わるケースって、自己実現が果たせたケースなのかなと感じる部分があります。過去に担当していたケースでも就職できたことで支援が終了したケースがあり、それもその方にとっては「就職」が実現したことが大きかったので、これも「自己実現」が果たされたケースと言えると思います。

 

そう言った意味では、必ずしも就労でなくても「自分らしさ」の実現が大事ですね。

「就労」はそれを図るのにわかりやすいものだと思いますが、ある人にとっては「一人暮らし」が果たされることが自分らしさであることもありますし、「自分らしさの実現」はひとりひとり違うと思います。そういういうところに相談支援専門員として向き合いながら支援していくことが大事なのかもしれません。(これは少し「自戒」の意味も込めて。)

 

契約が終わった後、ご本人と今のことを話しました。

今は少しずつお金が溜まっていて、目処が立てば一人暮らしもしたいとのこと。うん、すごくいいことだと思いますし、次のステップは「一人暮らし」に向けて、新しい相談支援専門員さんと進んでいくことになるのでしょう。それが実現できた時、2度目のポジティブな終了になるのかもしれませんね。

 

支援に向き合うことは大変ですが・・・

でもこうやって成果が出るのは嬉しいですし、ご本人の話からそれを実感できるのは、支援者としてはやりがいを感じますね。だからこの仕事は面白いですし、どんなに忙しくて大変でも、やめられないのかもしれません。