いつもは終わった時に書いていたのですが、今日は最初に。

今日は相談支援従事者現任研修の初日でした。今回も「受講者」ではなく「ファシリテーター」として参加です。本来なら自分も今年から5年間の間に現任研修を受けないと相談支援専門員の資格が失効してしまうのですが、今回は受講せず別の形で受講を考えています。なので今年もファシリテーターとして参加です。

 

現任研修は既に始まってきて、今日は対面研修の最終グループ初日。

何グループかに分けて順次開催しているのですが、今回自分は対面研修での最終日程のグループなので、珍しく研修初日に書くことにしました。

 

今回も事前に準備をして参加している自分。丸腰では参加できません。

昨日はじっくりと研修の内容を確認し、グループワークの進行も自分なりにシミュレート。去年と変わった部分もあるので、その部分も確認して研修に臨みました。研修の初日は自分も緊張していますが、参加する受講者もある程度は緊張していると思います。なので自分の大した面白くもない話でアイスブレイクしながら、今日のグループワークに備えました。

 

対面研修初日で行うグループワークは「グループスーパービジョン」。

それぞれが関わっているケースを元に、自身の業務の振り返りをしましょう、と言うのが今日の大きな目標。そのために受講者は事前課題が出され、関わっているケースを1つ持ち寄り、その中から見えてくる「日々の関わり」を振り返る中で業務における自身の「気づき」をしてみましょう、と言うのがテーマです。

 

で、どうしても混同してしまうのが「事例検討」。

事前に配布している資料にも「事例検討ではありません」と言っているのですが、どうしても「実際に関わっているケース」を持ってくると事例検討と考えながらケースを持ってくることが多くなってしまいます。

 

「事例検討」と「グループスーパービジョン」、その違いがわからないと言う声も。

すっごく端的に言ってしまえば・・・「事例検討」は持ってきた事例を深めその事例に対する支援策・対応策を考えていくもの。一方「グループスーパービジョン」は持ってきた事例を元に支援に対する自分の気づき・振り返りをしていくものです。なんか似ているように聞こえるかもしれませんが、事例検討の主役は「事例にある利用者」で、グループスーパービジョンの主役は「支援者」で、主役が違うのが大きな違いです。

 

「グループスーパービジョン」と言うから、なんか複雑なのでしょうか。

単純に「グループ」と言う言葉を外せば、「スーパービジョン」になりますね。じゃスーパービジョンは何なのかと考えると、スーパーバイズを受ける人(スーパーバイジー)が自身の学びを深めていくもので、それをグループで行うから「グループスーパービジョン」になるわけです。特にグループスーパービジョンでは他に参加している受講者もスーパーバイズの担い手(スーパーバイザー)になるので、スーパーバイズの3つの機能(管理的・教育的・支持的)の支持的機能(ピアスーパービジョン)にもなっていきます。

 

ここまで話せば、事例検討とグループスーパービジョンの差がハッキリしたと思います。

今日の研修におけるグループワークでも、このことを結構耳タコになるくらいまで話していました。今まで参加した研修では、どうしても事例検討に流れてしまうのでその修正作業が結構苦労していました。そのため今回は本当にその部分を強調しながら進めていきました。

 

その甲斐あってが、今回はあまり事例検討にならずに済んだ気が。

持ってきた事前課題を見て「あぁ、ケース検討したいのかな」と感じるようなものもありましたが、そこはケースを深める中でスーパービジョンの方向に流していったので、多少は事例検討の要素を薄めてグループスーパービジョンに持って行けたかなと思います。

 

もっとも、今回から受講者が少し変わったこともあるかも。

前回までは経過措置で相談支援に従事していない人も参加できたけど、今回は実際に従事していることが受講の対象者になったので、そう言った意味では現場で仕事をしている共通言語が一致しているために大きな脱線もなく済んだのかもしれません。あとは・・・ファシリテーター3年目になると、事前準備をしているとはいえ要領を得るようになったのかもしれません。

 

前にも書いたかもしれませんが、正直受講者として参加するより勉強になります。

自分も受講者の話を聞いて勉強になるし、毎年参加するから毎年勉強ができる。だから自分の中でも「相談支援専門員」としてのあり方をより理解していくような気がします。そもそそ「ファシリテーター」って言っていますが、そんな自分は大したことしていませんし、大したことを言える立場でありません。学びにお邪魔させてもらって、少しだけグループワークのリード役をしているだけです。なので1人職場の自分にとっては、ファシリテーターとしての活動も貴重な時間です。

 

受講者はこのあと現場実習。

今日のグループスーパービジョンを受けて、地域の熟練相談支援専門員からさらにスーパーバイズを受け、それをまとめて1ヶ月後の研修にやってきます。日々の業務の中大変ですが・・・実のある内容ですので、ぜひ頑張ってください!