オープンまで着々と準備が進み・・・と言っていいのかな。

未だに事務所で準備ができない状態に「進んでいる」と言っていいのか、疑問です。それでも引継実習に行っているスタッフが業務終了後にこっちに来て受け入れのシミュレーションを重ねている状況を見て、現場スタッフも体制を整えていることを感じている日々です。


そんな中、施工不備の一斉点検を行いました。

そもそもは特養事務所にある「事務室」の表示板が徐々にずれてきて、日に日にその傾きが大きくなり、今ではいつ落下するかという状況になっているため。さらに今日になって特養の1階案内板の表示が異なった表示になっていることがわかって、施工側の問題(自分たちの使い勝手ではなく、そもそもがちゃんとできていないところ)の部分の洗い出しを行いました。


で実際にやってみると、出てくる出てくる。こんなに出てくるとは思えないくらいに。

一番多いのは、コーナーガードの落下。コーナーガードと聞くと大きなものを想像するけど、ここでは本当に小さな角っこを保護するもの。東京都の指導でむき出しになっている角については安全のため保護材をつけることに。場所としては洗面所の棚や流しの角に保護材(コーナーガード)をつけているのですが・・・まだオープンする前なのに、やたらかしこコーナーガードが落下している状態。少なく見ても、10カ所以上が落下。原因は明らかで、ちゃんとした接着剤で接着していないだけの話。もっと丁寧にやって欲しい。


丁寧と言えば、壁の塗り方が雑なところも。

細かく見ていくと、結構壁の塗り方がずさん。ムラになっているところもあるし、柱の際がガタガタになっているところも。全体的に、仕事が雑。時間がなかったのかもしれないけど、もう少し丁寧な仕事をして欲しい。


案内板のサイン表示に関しては、わかりやすくして欲しいところも。

決定的なミスという訳ではないけど、エレベータホールの位置が変わることで見方が変わる場所もありました。障害の方の建物は降りる階によってエレベータホールが変わります。というのは、降りる時の導線を考え、降りる階によって開くドアが変わるようになっています。もしこれがすべての階で同じドアが開くのであればサイン表示に問題はなかったのですが、階によって変わることでサイン表示の見方が変わることに。きっと最初に作った時は全部同じ向きで設置することを想定していたのかもしれないけど、実際にエレベータホールの位置が変わったことで、降りる階によっては案内されている部屋の位置を間違えて認識する可能性がわかりました。事実、今日自分が担当している事業の利用者さんが内覧に来た時に、部屋の場所を間違えて行こうとする利用者さんがいました。その時は気に留めなかったのですが、改めて一斉点検したことでわかりにくいサイン表示であったことがわかりました。決して間違えではないのですが、デフォルトでのことなので修正をお願いしました。


ただ、決定的なミスもありました。それは、音声案内のトイレ。

自分も最初に音声案内のトイレがあることに驚き、とても良い機能だと思っていました。実際、今日の内覧でも利用者さんに説明すると「これは良い」と、視覚障害の利用者さんからは好評でした。だからここには何も問題ないなと思って点検に入ったのですが、よくよく音声案内を聞いていると、ちょっと違和感を覚えました。それは、ドアの鍵の締め方。ちゃんと説明をしてくれるのはいいのですが、音声案内の通りに操作すると鍵がかかってしまうことに。鍵がかかること自体は必要なのですが、音声案内では鍵が開くときの説明。つまり、音声案内では鍵の開け方の説明をしているのに、その通りにやると実際は鍵をかけてしまう操作になっていました。これでは視覚障害の人に大きな混乱を招くことになります。思わぬところでデフォルトのミスに気付いた自分。


うーん、あれだけ理事長が建物の引き受けをごねたのだから、詰めをやって欲しかったです。

引き受けをした後にデフォルトのミスでこれだけ問題が出てくるのですから、やっぱり「福祉施設」ということを意識してモノづくりをして欲しいものです。自分としては、ちょっと信じられないくらい。オープンした後も、もしかしたら色々とデフォルトミスに気づいていくかもしれません。