自己流の健康の目安。
体重計に乗り、60kgを、からくも切っていれば良しとする。
59.9kgでも、まあいいじゃないか、と。
いったん60kgオーバーを許すと、なしくずし的に増えていきそうな、ぼんやりとした不安が、頭をもたげるから、打ち消すのに必死だ。
そういうところは政治家と同じだ。
ここからは雑談で字数をかせごう。
「中二病」という言葉が数年前から一部で流行っているようだ。
イキがるってこと、か?
異性を意識しすぎているってことか?
調べると、ハウコレ提供の記事に、「中二病男子がよく使うセリフ・6選」なるものがあった。
列挙されている特徴として、
サブカルチャーへの造詣、ブラックコーヒー好き、純文学志向、にわか音楽評論家、
アングラ路線、ラーメン屋通い、Apple信仰、集団行動の回避、
といったものが。
なるほど、一部、オレに当てはまる項目も。
ただし、オレは、メジャー志向で、ポップ好き、甘い物好き、ハイカルチャーへの憧れが根強い。
では、非・中二病とは?
逆に?
メジャー路線、出世志向、カフェオレ好き、ベストセラー愛読、音楽に無知、
フレンチ・グルメ、ドコモで安心、集団行動主義、
ということにでもなるのか。
これでは脂ぎった鈍感なオヤジになりかねないが、それをどう上手く切り抜けられるかがポイントなのだな。
しかし中二病であるかどうか、そんなことはホントはどうでもいいことである。
稲垣吾郎・小島慶子の「ゴロウ・デラックス」という番組があって、たまーに観る。
すなわち、年に1回くらい見る。
前回は、黒田夏子(75)がゲスト。
話題の超高齢・芥川賞作家であり、楽しく鑑賞した。
まず、稲垣と小島で、ちょっとずつ『abさんご』を抜粋・朗読する。
そして、黒田の或る一日をカメラが追い、
書店で2冊の<単行本>を買う姿を映していた。
売れっ子になり、財布があたたかいようだ。
(内訳は、川上未映子「わたくし率 イン歯ー、または世界」、および、宇野邦一訳ジャン・ジュネ「判決」、後者は3990円もするのだ!)
いわゆる私生活・ブライベートというものが無さそうな老女(つまり江国香織などとは真逆なイメージ)、
そのぶん、少女的、キビキビした動き、はにかみの多い表情が、老人らしからぬ、
どこか腰の浮いた、それでいて、さっぱりとして爽やかな、好印象を与える。
番組の企画(「車」や「猫」の辞書的言い換え)にも気軽に参加していた。
一種の即興での創作である。となると、ギャラは上乗せか?
それはともかく、好感度は増した。
さて、浅草キッド・江口ともみの「別冊アサ(秘)ジャーナル」という番組があるのを、
知っていたが、今まで、なんとなく躊躇していた。
内容がスカスカなのでは?
浅草キッドがキツいのでは?
そんな危惧を、なんとか克服して、見たのは今回がはじめて。
尾道、福山あたりに、はるばるロケに行った彼らは、
ゲテモノに近い奇妙なコレクターやお店ばかりを紹介する。
博物館とは名ばかりの、ガラクタ集積所を、次々に映し出し、
寒さスレスレの、うすーい面白さがある。
ハイアートの感覚が欠落した、裕福な実業家(建築・不動産関係)が、何かをコレクションする。
あるいは、美術作品を模倣し、展示する。
巨大な仏像の森を建築したり、古時計・クラシックカーを集めたり・・・・・・
それは、無価値な物の集合体にしかならない。
ホンモノを見る目が無い、というよりも、自分の愛着がある物を集めているのだ。
ガラクタが好きというわけでは無さそうだが、いわゆるホンモノは欲しくないのかもしれない。
権威の世界に近づくための知性の欠如、一種のあきらめとともに、それを悟っているのかもしれない。
もしくは、ホンモノとやらに、大事なカネを出すつもりなど、無いのかもしれない。
仮に、きわめて貴重な美術品を購入したとしても、その価値が分からないさびしさを味わわなければならないと、予感しているのか。
TVを見ながら、オレは、
無価値な仏像を1000体陳列するよりも、真に高価な仏像1体を所有すればいいのにと思う。
が、
彼らは、大量のニセモノ、安物を並べ、圧倒的な物量で、ヒトの心に訴えようとする。
できれば、宗教の力を借りてでも「モノ」を持っているぞ、とアピールしたいらしい。
仏像なら、感心してくれるだろうという甘い考えが、見え透いている。
たとえ仏像でも、ゴミはゴミだ!と、オレは冷静に思う。
カネは、かたちになりにくい。
だからといってカネだけ持っているのはむなしい。
大金持ちの哀しさがじわじわと伝わってくる番組である。